角田裕毅が自己最高グリッド、雨のサンパウロGP予選3番手を回顧…躍進の秘訣は本人いわく「大きいキン●マ」|WEDNESDAY F1 TIME
すると角田はインテルラゴスの低速セクションについてこう述べた。 「低速なんでなかなかダウンフォースが少ない。本当にもうタイヤのみでグリップしているような状態で曲がっていく」 「例えば少しでも滑らせてしまうと、もう横にスライドしているだけで前に進んでいないので、タイムがそれで落ちてしまう」 「本当にピーキーな分、トラクションがかかればいいんですけど、少しでもホイ-ルスピンさせてしまったらそれが止まらなくなる。ホイールスピンさせない状態で走るインフィールドですかね。本当にトラクションをうまくかけるっていうのが重要です」
サッシャ氏が“ここ(ターン12)でクラッシュとかコースアウトしているクルマが本当に多かったですよね”と尋ねると、角田は「ここはもうブレーキを1メートルか2メートル間違えただけでもうロックしてしまう」と、要注意セクションだったと強調した。 「なんか(ターン12は)ちょっと変なコーナーなんですね。ブレーキをロックさせないことは重要なんですけど、ロックさせないように(ブレーキングポイントが)手前すぎると、結構タイム差が出るコーナーなので」 「本当にブレーキは奥ギリギリでブレーキして。その後、できるだけコーナーに高い速度で入っていくことが重要」
「(ホームストレートに向かう)ラインもその意外と曲がっていて。ここまでの左、左、は少し斜めっている(ターン13~15)と思うんですけど、そこを全開でいくのがギリギリなんですよね。怖いセクションなんです。だからキン●マ……」 そう言いかけたところで中野氏は“裕毅!裕毅!何度も言わなくていいよ。日本語だと刺激が強いから”とリアクション。 サッシャ氏が“Big ballsでお願いします。根性がいるということでね”と口にすると、角田は「根性……あっ、根性がいる!それです!!」と日本語の表現について訂正した。 レースの現場でも“Big Balls”は度胸や根性を示すワードとして用いられる。角田は欧州での生活が長いこともあり、日本語の言い回しではなく、ついつい直訳で危険なワードを口にしてしまったようだ。それと同時に、VCARB 01を駆り雨の中でも限界までマシン性能を引き出すための度胸があったからこそ、予選P3という結果に結びついたと言えるだろう。