44得点で勝利の原動力に、ニックスのカール・アンソニー・タウンズ「このチームはあきらめないで、勝つ方法を見つけだしていく」
連敗阻止に「今日は僕たちにとって重要な試合だった」
写真=Getty Images 現地30日、ニックスはアウェーでヒートと対戦。カール・アンソニー・タウンズが44得点13リバウンドと大活躍して116-107で勝利し、2勝2敗と勝率を5割に戻した。 この日ニックスは、前半だけでヒートのタイラー・ヒーローに20得点を許したが、タウンズが前半で24得点と応戦し、6点ビハインドでハーフタイムを迎える。そして第3クォーターに、相手のフィールドゴールを22本中7本成功と押さえ込むことで流れを引き寄せ、このクォーターで35-22と圧倒して逆転に成功する。 第4クォーターに入ると、意地を見せるヒートに何度か僅差に詰め寄られるが、ニックスは要所で得点を重ねることでリードを維持。そしてニックスの4点リードで迎えた残り5分半から約2分にかけて得点が入らないこう着状態となるが、ここからジェイレン・ブランソン、ジョシュ・ハート、タウンズによる連続得点と、ここ一番の決定力で上回り、残り2分でリードを2桁に広げることでヒートの追い上げを振り切った。 タウンズは前の試合のキャバリアーズ戦で32分のプレータイムながらフィールドゴール8本中4本成功と、オフェンスに絡む機会が少なく13得点に留まった。さらにファウルアウトを喫するなど、不本意な内容で104-110と競り負ける要因の一つとなっていた。しかし、今回は見事なプレーを見せて、チームの連敗を阻止した。試合後、ニックスの地元ネットワーク『MSGネットワーク』によるコートサイドインタビューに応じたタウンズは、「今日は僕たちにとって重要な試合だった。勝つために自分のできることをなんでもしたかった」と語る。 そして、キャバリアーズ戦の反省を生かして積極的なプレーを心がけていたと明かした。「アグレッシブにプレーすることで、チームメートが(シュートを打てる)良い場所にいる僕を見つけてパスをくれた。自分の能力を発揮するための素晴らしい状況をもたらしてくれたチームメート、コーチングスタッフに感謝している」 また、タウンズはニックスで4試合しかプレーしていないが、それでも「このチームにはガッツがある。決してあきらめないで、勝つ方法を見つけだしていく。だから僕たちは毎晩、ニューヨーク・メンタリティーを試合に持ち込んでいるんだ」と言い、チームカルチャーをしっかりと理解している。ここからニックスが貯金を増やしていくためには、インサイドが駒不足の状況でタウンズが高値安定のプレーを見せていくことが必要だ。
バスケット・カウント