【ハイライト動画あり】早稲田大学、スクラムとディフェンスで慶應義塾大学を圧倒。101回目の早慶戦に勝利。ラグビー関東大学対抗戦
ラグビー関東大学対抗戦も終盤にさしかかり、タフな試合が続く中、早稲田大学は宿敵・慶應義塾大学との一戦に臨んだ。 【ハイライト動画】慶應義塾大学 vs. 早稲田大学|101回目の対戦は早稲田の圧勝
101回目となる今節の早慶戦。伝統ある試合を一目見ようと、約1万5千人もの観客が会場に足を運び、大きな盛り上がりを見せた。
早大は序盤からセットプレーで相手を圧倒しチャンスを得ると、次々と得点を重ねていく。ミスからPG(ペナルティゴール)を1本沈められてしまったものの、計5トライを挙げ、38-3とリードを広げて前半を折り返す。
しかし、後半は両者ともにミスが続き、なかなかスコアが動かない拮抗した展開に。それでもスクラムで優位に立った早大は、さらに3トライを追加。最終スコア57-3で勝利し、対抗戦・優勝へ王手をかけた。
試合は早大のキックオフで幕を開ける。開始からスクラムで相手ペナルティを誘発し、チャンスを得た早大であったが、慶大の粘りのディフェンスを前にトライを取り切ることができない。
7分、早大に好機が訪れる。慶大のオフサイドの反則から早大は3点を狙う。しかし、精密なCTB(センター)野中健吾(スポ3=東海大大阪仰星)のキックは左に外れ、先制点とはならない。
早慶戦の難しさを感じさせるような立ち上がりとなったが、直後の10分、WTB(ウィング)田中健想(社1=神奈川・桐蔭学園)がライン際で起点を作ると、SO(スタンドオフ)服部亮太(スポ1=佐賀工)からの鋭いパスでHO(フッカー)佐藤健次主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)が抜け出す。
LO(ロック)米倉翔(スポ2=福岡・修猷館)からのラストパスを受け取ったNO8(ナンバーエイト)鈴木風詩(社4=国学院栃木)がゴール左へ飛び込んだ。
13分には、慶大のハイパントを服部が冷静に処理。田中健が持ち前の身のこなしの良さで相手ディフェンスを軽やかに交わし、ビックゲイン。SH(スクラムハーフ)細矢聖樹(スポ4=国学院栃木)が素早く捌き、最後は服部自らインゴールを叩き割った。