マニアックな魅力が満載! 大手インポーターに聞いた「いま 売れている“逆輸入バイク”」3選
日本メーカーも仕向地に特化させたモデルを展開
“欧州でヒットすると思ったらそうはならずモペッド化して出した” “アメリカでは日常のアシではなくレジャーに使われ、それをヒントに「ハンターカブ」が誕生した” 【画像】魅力満載! いま人気の「逆輸入バイク」ベスト3を写真で見る(31枚) これはすべてホンダ「スーパーカブ」のエピソードです。 スーパーカブは全世界で販売されていますが、国により使用用途が異なるため、そこに合わせたカブが生産されています。 このように、日本メーカー製でも日本車ではないモデルは多数存在。 かつてのハンターカブに代表されるように、ユニークなモデルも存在し、日本でもファンができることがあります。
海外専売車は、日本の正規ディーラーで購入することはもちろんできません。 しかしメーカー系ではない企業が独自に輸入・販売を行うケースがあり、それらは“逆輸入車”と言われます。 現在はグローバルモデル化が進みましたが、そうではなかった一昔前は、逆輸入車は当たり前のように流通していました。 日本で売られているものも、海外向けは排気規制などの違いからより馬力が出ていて、“逆車フルパワー”などと呼ばれていたものです。 逆輸入車は日本製でも、“海外モデルを輸入している”ので、輸入車扱いとなります。そんな“特別感”も味わえました。 2024年現在、大型車ではそのようなモデルは少なくなりましたが、小型車では日本未導入車が数多く存在します。 そしてそんな海外専売車を独自に輸入・販売するディーラーのひとつが「バイク館」。小排気量の海外専売車を数多く取り揃える逆車の大手です。
高速道路を走れ、そして安い!!
今回はバイク館の担当者に、販売上位3台の逆輸入車を聞きました。 1台目はホンダ「CB200X」(税込48万4900円)。最高出力12.7kW(17.3PS)/8500rpmを発生する184ccの空冷単気筒エンジンを搭載した小型のアドベンチャー・クロスオーバーモデルとなります。
「燃費50km/hを達成したお客様がいらっしゃいます」とバイク館の担当者。 「車体のサイズはスズキ『V-ストローム250』に近いのですが、より軽量です。またインド製なので、サリーガードが装備されているのも特徴です」(担当者) V-ストローム250は小排気量のADVとして大人気のモデル。CB200Xは、そのまま日本で発売してもウケそうです。 2台目の人気車種はヤマハ「FZ-X」(税込42万4000円)。最高出力9.1kW (12.4PS)/7250 rpmを発生する149ccの空冷単気筒エンジンを搭載するネオクラシックモデルです。