子どもでも手軽に遊べるモルック

子どもと一緒にアウトドアレジャーに行くなら、自然を使って親子で遊びを楽しめると嬉しいですよね。この記事では、子どもと一緒に楽しむことが出来るアウトドアの遊びをご紹介します。 【写真】親子で楽しめるアウトドアの遊びをチェックする（全6枚）

自然の材料で楽しくクラフト

自然にある物をつかった遊びは、アウトドアの醍醐味です。落ち葉を踏む音や感触を味わったり、花の匂いを嗅いだりと、普段の生活ではできないような自然との触れ合いも、それだけで立派な遊びに。さらに花冠やどんぐりコマ、落ち葉や枝でのクラフト作り、やじろべい、石ころアートなど“自然の素材”を使った工作もおすすめです。 材料集めから工夫や学びがあるのも自然の工作ならでは。例えばどんぐりコマは、クヌギやマテバシイの実を使うと良く回ります。軸がなるべくまっすぐな物を選ぶのも、良いコマを作るためには大切なポイント。子どもと一緒に木やどんぐりをじっくり観察する機会にもなりますよ。

フィンランドの伝統ゲームから生まれたモルック

大人も楽しめるゲーム性が人気なのは、フィンランドの伝統ゲームから発想を得て生まれたスポーツ「モルック」です。「モルック棒」と呼ばれる木の棒を投げて、木製のピン「スキットル」に当てるゲームで、小さな子どもも気軽に楽しむことができるのも特徴。 基本のルールもシンプルです。2チーム以上で対戦し、スキットルを倒して得た点数が先にぴったり50点になった方が勝利。激しい動きは要らないので、飲んだり食べたりしながらでも気軽に楽しめます。最近ではモルックセットをレンタルしてくれるキャンプ場も多いので、ぜひ施設のレンタル品をチェックしてみてください。

火おこしとネイチャーゲームにチャレンジ！

キャンプならではの体験といえば、「火おこし」も欠かせません。十分に注意が必要ですが、子どもが自力で火をおこすという体験はアウトドアならではの貴重なもの。火種を作るところからおこなうとより達成感がありますが、火種は難しいので着火はマッチなどでもOK。着火剤になりそうな木を探して、親子でどちらが早く火を大きくできるか競うなど、着火以降の段階でも十分に楽しむことができます。自然に拾える着火剤としては、ススキの穂、スギやシラカバなどの樹皮、松ぼっくりなどがおすすめ。 最後に紹介するのは、自然を利用した「ネイチャーゲーム」です。ネイチャーゲームとは、人と自然が尊重しあい共生する「シェアリングネイチャー」の考えに基づいた自然遊びプログラムで、その種類はなんと170種類以上。 中でも1番有名なゲームが「フィールドビンゴ」です。「フィールドビンゴ」とは、例えば「秋を感じるもの」「木の実」など屋外で見つけられそうな物を記載したカードを作り、その項目を現地で探してビンゴをおこなうゲームのこと。自然の中で探し物をすることで、新たな発見をしたり自然の美しさを感じるきっかけとなるでしょう。 その他にも、静かな夜や朝に聞こえてくる自然の音が何の音か考えて、その音の声マネをしてみるといったゲームも楽しそうです。普段とは違った環境でおこなうアクティビティは、子どもの好奇心を大いに刺激してくれるはず。キャンプやアウトドアの際は、ぜひ挑戦してみてください。