森尾由美「路上はね、スターダストの原点なんです」 大先輩から聞く事務所創業当時の話に百田夏菜子も驚き
ももクロのリーダー・百田夏菜子さんがホストとなり、月替わりのゲストとトークを繰り広げる対談連載。今号から新たにお迎えするのは、俳優・タレントの森尾由美さんです。大手芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属している二人。森尾さんが語る創業間もない頃の事務所の様子は、今とはだいぶ異なるようで──。AERA2024年12月9日号より。 【写真】「百田夏菜子さんと事務所の先輩・森尾由美さんのツーショット」はこちら * * * 百田夏菜子(以下、百田):よろしくお願いします! お話しできるのを心待ちにしてました。森尾さんは私も所属しているスターダストプロモーションの大先輩ですけど、なかなかご一緒する機会がなくて。初めてお会いできたのは2019年の「ももいろ歌合戦」でしたよね。白組の応援団長として参加していただいて。 森尾由美(以下、森尾):そう、マコちゃん(野々村真)が紅組の応援団長でね。私、ももクロちゃんはもうスターダストの先輩たちと一通り会ってるんだと思ってたの。会ってないのは私ぐらいだろうと。 百田:いえ、全然です。よくメンバーと「私たちって本当にスターダストにいるよね?」って話していたぐらい、あまり先輩方とお会いできてなくて。 森尾:そうだったのね。「ももいろ歌合戦」にお声がけいただいた時は嬉しかったなぁ~。「なんて先輩思いのいい子たちなんだろう!」って(笑)。 百田:あはは! 森尾:うちの事務所の社長はね、ずっとアイドルを育てたかったんだけど、私も含めてことごとく不発に終わってきたの。でも、ももクロちゃんがついに長年の夢を叶えてくれた。「紅白出場」という夢まで叶えてくれたもんね。その子たちが声をかけてくれたから、マコちゃんと二人で、「持つべきものは良い後輩だね~」って喜んで。 百田:紅白に出たいという夢は、森尾さんの時代からあったんですか? 森尾:あったと思う。だけど、うまくいかなくてね。スターダストって元々はすごく小さな事務所だったので、人気が出ると移籍する人がほとんどだったの。なので、ももクロちゃんが紅白に出た時、きっと社長は泣いて喜んだと思うよ。