森尾由美「路上はね、スターダストの原点なんです」 大先輩から聞く事務所創業当時の話に百田夏菜子も驚き
森尾:あと、マコちゃんの存在も大きいです。マコちゃんとは私が事務所に入る前からの知り合いで。入ってからは、いつも二人でオーディションに行って、二人とも落ちて、駅まで送ってもらってました。 百田:その頃からそんなに仲良しなんですね! 今年の9月に事務所で社長の喜寿のお誕生日パーティーをした時も、お二人の司会が素晴らしくて。それを見て思ったんです。森尾さんと野々村さんが先輩として前を歩いてくださっているからこそのスターダストなんだって。 森尾:いやいや、私たちはただいただけだから。 百田:あの日は錚々たる先輩方も参加されて、スタッフさんも含めて事務所のフロアがパンパンになるぐらいの人数が集まった中で、お二人が仕切るとみんながまとまるんです。よく「スターダストの空気ってあるよね」って言われますけど、それを作っているのはお二人なんだと実感しました。すごく穏やかで、優しくて、柔らかく包み込む感じ。 森尾:ありがとう、嬉しいです。今の話を聞いて思い出したんですけど、10年近く前だったかな? ロケバスの中でタレントさんがももクロちゃんの話をしてたの。「ももクロはもう僕らの手を離れたよね」って。 百田:えっ、どなたですか? 森尾:山里(亮太)さんなんだけど。 百田:あぁ! 山ちゃんか(笑)。 森尾:その空気ですよね。みんなでももクロちゃんを盛り上げたい!っていう。「次のステージに行ってほしいよね」って遠くを見つめながら言う感じ(笑)。ももクロちゃんの土台にも、やっぱりスターダストのカラーがあるんだなぁって思いました。 (構成/編集部・藤井直樹) ※AERA 2024年12月9日号 ※この対談の続きは12月9日発売の「AERA 12月16日増大号」に掲載します。
藤井直樹