「松山さんのアドバイスが大きかった」久常涼はオーランド拠点に2年目スタート
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前（8日）◇ワイアラエCC（ハワイ州）◇7044yd（パー70） 【画像】なぜ「Qi35」？ テーラーメイドの答えは PGAツアー2年目を前に、久常涼はフロリダ州オーランドに拠点を構えた。「一年通して戦ってみて、やっぱり自分もアメリカに拠点を持ちたいなって。こっちでしっかり戦っていく上で、帰れる場所を作りたいと思った」。各地を転戦しながら目標だったフルシードを確保したルーキーシーズンを踏まえて決めた。 日々の練習にはもってこいの温暖な気候から同地にホームを据えるツアープロも多く、松山英樹もその一人。久常は「松山さんにもたくさんアドバイスをいただいて、それが大きかった。年中暖かいのは自分の大事なポイント」と明かす。
腰を落ち着けて目指すのは、やはり初優勝だ。「1年目にしっかりシードが獲れて十分かなと思うけど、やっぱり早く優勝したい」。33年ぶりのアマチュア優勝からプロでもタイトルをつかんでルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたニック・ダンラップ、昨年2月「メキシコオープン」を制したジェイク・ナップといった“同期”の活躍を見れば、勝利へのモチベーションもいっそう高まる。 昨年はDPワールドツアー（欧州ツアー）も含めた32試合に出場し、PGAツアーのレギュラーシーズン最終戦だった8月「ウィンダム選手権」で3位に入った。「しっかりプレーができれば、どのコースでもチャンスはあるのかなって。しっかりといい状態で、ずっと続けていくことが大事。最終的に(年間ポイントレースで)トップ50に入れると、また違った景色を見られると思うので」。昨季は届かなかったプレーオフシリーズ進出、そして初Vへ、まずは優勝争いに絡む試合を増やすことを目指す。 前週のシーズン開幕戦では松山が通算11勝目を飾った。「松山さんを追いかけているけど、ツアー11勝なんて。どうやったら自分も目指していけるのか、いつも考えるけど、目指して追いかけたい」と力を込めた。(ハワイ州ホノルル／石井操)
