【京都】ひとりでゆっくりと巡りたい、古民家喫茶&カフェ5選
京都に最近お目見えした喫茶やカフェ。古い建物を改装し店主それぞれの想いを込めた空間も見どころ。練り歩きの合間の休息にぴったりなお店を紹介します。
1. ネクタイコーヒー/島原
若い頃から古着好き。大正や昭和の懐かしい雰囲気も好き。もちろんコーヒーも。そんな中川優ゆうさん・麻亜子さん夫妻が、大正2年に建てられた古民家に出合った。場所は、昔ながらの風情が漂う島原エリア。残せる部分はなるべく残して改装した空間は、座布団のある小上がりが印象的に目に飛び込んでくる。
「中学生時代から通う古着店が夫婦でハッピーに営業していて、お手本。来てよかったと思う店をお客さんと一緒に作れれば」と優さん。二人は〈ブルーボトルコーヒー〉出身で、自家焙煎コーヒーは浅煎りに加え中煎りも。麻亜子さんの作るおやつや、モーニングとともに味わって。
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ネクタイコーヒー 住所:京都府京都市下京区櫛笥通丹波口下ル裏片町177-5 TEL:なし 営業時間:8:00~17:00(エスプレッソ16:30LO) 定休日:水木休ほか不定休あり 席数:14席 2024年1月オープン。ハンドドリップはアフリカ、中南米やアジアの豆、デカフェの3種。
2. 珈琲ヤマグチ/円町
JR二条駅と円町駅の間の住宅街にひっそりとある〈珈琲ヤマグチ〉。「町家を探していたのではないけれど、ここでやるからには昔の趣を生かしたかった。とはいえ、ほっこり感は求めてなくて」と店主の山口真名美さん。東京の〈とんち造作計画〉とともに試行錯誤して作りあげた空間は、築90年の時間の経過を感じさせつつもモダン。古いテーブルや椅子、飾られた絵やオブジェ、さりげなく鳴るレコードからも、センスが伝わってくる。
一杯のコーヒーのもたらすくつろぎに魅了され、コーヒーの道へ進んだという山口さん。自家焙煎で供するコーヒーは自分好みの深め。ぶれることなく、すっと一本通った筋が心地よい。
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珈琲ヤマグチ 住所:京都府京都市中京区西ノ京左馬寮町11-8 TEL:なし 営業時間:10:00~19:00、土日8:00~18:00 定休日:金休ほか不定休あり 席数:10席 2023年10月オープン。コーヒーは中深煎りのブルンジと深煎りのマンデリンの2種が定番。ビールなどアルコールも。