山下美月「学生に見えるのか不安がありました」、制服姿に言及<降り積もれ孤独な死よ>
成田凌が主演を務めるドラマ「降り積もれ孤独な死よ」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信)の第9話が9月1日(日)に放送され、物語は最終章に突入する。そして物語のけん引き役の一人である森燈子を演じる山下美月が、本作を演じた感想らを赤裸々に語るコメントが届いた。 【写真】「学生に見えるのか不安がありました」と語る山下美月の制服姿 ■現在と過去2つの事件が交差するヒューマンサスペンス 同ドラマは、原作・井龍一、漫画・伊藤翔太による同名コミック(講談社)をベースに、オリジナル要素を付け加えて映像化。 13人の子どもたちの白骨死体が見つかった、通称・灰川邸事件から7年。一人の少女の失踪事件をきっかけに、灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び浮かび上がる。過去と現在、2つの事件の謎が降り積もる中で真相が紐解かれていく、スリリングなヒューマンサスペンスだ。かつて灰川邸事件を追っていた元刑事冴木(成田)と、週刊記者の森(山下)は失踪した少女の行方を追う。 ■山下美月“森”が事件を追う理由が明らかに 8月25日に放送された第8話では、森が少女失踪事件を追う理由が明らかになる。高校時代に周囲に馴染めずにいた同級生の梓(浅川梨奈)に近づくため、家庭環境に恵まれなかった梓と同じように自分も家庭に恵まれなかったと嘘をついた。その嘘が梓にバレてしまい、直後に梓は自殺してしまったことから、その罪滅ぼしとして記者となり事件を追っていた。「わかったふりをしたせいで、彼女は死んだ」「今度はわかったふりで終わらせたくない」と森は語った。 少女失踪事件を追う冴木と森はとあるシェルターで疾走していた少女“美来”を発見する。疾走していた間、灰川邸事件の生き残り花音(吉川愛)と一緒にいたといい、花音は「降り積もれ孤独な死よ」から始まる詩を美来に残し、姿を消していた。一方、灰川邸付近で新たに発見された白骨死体が見つかり、灰川邸事件の生き残りであった神代(杢代和人)だと判明する。 ■山下美月「学生に見えるのか不安があった」 ーー久々の学生服、いかがでしたか? この年齢(25歳)になって学生役をやることがあまりなく、久々でした。学生に見えるのかなという不安はありましたが、現場でスタッフさんや成田さん、他のキャストの方々が「ちょっと制服姿を見せてよ!」と言ってくださって、現場を盛り上げていただいたので、変に気負わずに演じることができたと思います。 ーー森が事件を追う理由は学生時代にありました。学生時代の森を演じてみた感想を教えてください。 自分の行動や発言によって誰かを苦しめてしまったという事実は、一生背負っていかなければならない十字架で、森はそれで人を殺してしまったという自覚があるのに、制裁を受けたり、逮捕されたりするわけじゃない。そちらの方が森としてはしんどかったのかなと思います。自分がやってしまったという罪悪感を持ちながら、誰も自分のせいにはしてこない世界は、もしかしたら捕まることや法律的に裁かれることよりも、重荷になって自分にのしかかってくるのではと感じています。 森自身の過去と「美来ちゃんを探したい。この事件をちゃんと追いたい」という気持ちをつなげていく中で、過去があったから動いている、となってしまうと、少し私情を挟みすぎかなという気もして…。森が週刊誌の記者という仕事を選んだということは、自分の過去を背負いつつ、自分なりの正義感を、とても大事にしているのだろうなと思います。 森自身が、この事件を正確に嘘なく世の中に伝えることで、灰川邸事件の関係者だけではなく、苦しんでいる子どもたちや彼らの周りの大人たちにメッセージを届けられるようにと、使命感を持って事件を追っている姿を9話以降もお見せできると思います。8話でようやく森の過去を視聴者の皆さんにお伝えすることができて、ここからまた物語が進んでいくのを、楽しみにしていただきたいなと思います。 ーー現代編も怒涛の展開が続きますが、視聴者の方に改めて見どころや注目ポイントを教えてください。 2024年の現代編は原作にはないドラマオリジナルの部分なので、今までの一連の事件が今後どう収束していくのか、これまでの伏線や謎がすべて繋がって真実が明らかになる9話、10話をぜひお楽しみください!