5日投開票のアメリカ大統領選、勝者判明まで「数日以上」との見方強まる…激戦州の郵便投票の開票で
20年の選挙では、ペンシルベニア州で開票作業が遅れる中、トランプ氏側が郵便投票の不正を主張し、支持者が開票所に集結するなどの混乱があった。
トランプ氏は10月31日のSNSへの投稿で「ペンシルベニア州では、前例のない大規模な不正行為が行われている」と根拠なく主張し、11月3日に同州で行った演説でも「不正行為を働く連中が大勢いる」と述べた。こうした発言は、訴訟合戦に向けた布石との見方もある。法廷闘争に持ち込まれれば、最終的な確定に長期間を要するのは避けられない見通しだ。
共和党のジョージ・ブッシュ氏(子)と民主党のアル・ゴア氏が争った00年の選挙では、ゴア氏が僅差で敗れたフロリダ州で手作業での再集計を求めて提訴した。連邦最高裁の決定を経て、ゴア氏が敗北を認めるまで1か月以上かかった。