【サニックスワールドラグビーユース交流大会2024】女子の王者は福岡レディース。男子は大阪桐蔭、大分東明、桐蔭学園、御所実が2勝目
初日に全国選抜大会準優勝の石見智翠館に47-12と完勝したセント オーガスティンズ カレッジはこの日、東海大相模(全国高校大会8強)と戦い、24-14のスコアで2勝目を手にした。 SOジョー・ウォルシュは巧みなプレーと鋭いランを武器に持つU18オーストラリア代表。この日も自ら動き、周囲の力を引き出した。 そのウォルシュが自ら2トライを挙げた前半、セント オーガスティンズ カレッジは3トライを奪い24-7とリードした。 後半は互いに1トライずつを奪う展開となり、ファイナルスコアは29-14だった。 勝者が実力通りに勝利を手にした試合ではあったが、東海大相模のプレーが通用するシーンも多くあった。 モールを押し込んだ。CTB岩崎倫也のタックルはライン側で相手を押し出し、ピッチ中央で押し戻した。 三木雄介監督は、「自分たちの強みであるFWで、真っ向勝負してこいと言いました。プレッシャーも受けましたが、いい形で、いいところを出せた局面もあった」と選手たちのパフォーマンスを評価した。
2日目の最後の試合となった試合も、ラストシーンまで勝負の行方が分からぬ展開だった。 東福岡がニュージーランド王者のサウスランド ボーイズ ハイスクールに食らいついた。12-14と僅かに届かなかったが、古田学央主将が「この1か月、苦しい練習をしてきて成長できたと感じることができました。価値のある負けだと思います」という内容だった。 開幕から2日で、各チーム、選手たちの成長が感じられる。 残りの日々も、濃い時間が流れそうだ。 (文:田村一博)