【サニックスワールドラグビーユース交流大会2024】女子の王者は福岡レディース。男子は大阪桐蔭、大分東明、桐蔭学園、御所実が2勝目
大内田葉月主将は、「現実と思えないぐらい嬉しい。きつい試合 でしたが、気持ちで負けないように戦いました」と、チームの芯の強さに胸を張った。 表彰式で優勝カップを天に突き上げ、大きな拍手を浴びていた。
男子の部は、2日目も激戦が相次いだ。 日本勢では、大阪桐蔭、大分東明(ともにプールA/全4プール)、桐蔭学園、御所実(同プールB)が2勝目を挙げた。それぞれのプールの1位が1位~4位決定トーナメントに進み、大会のチャンピオンを目指す。 御所実は、この大会の予選会で優勝して出場権をつかんだチームだ。この日はマハトマ ガンジー メモリアル スクール(フィジー)と対戦し、25-5と快勝した。 ファーストスクラムで渾身の押しを見せた。PKを得ると敵陣に入り、攻撃を継続させる。6分にNO8本多守人がインゴールに入り、幸先のいいスタートを切った。 先行した漆黒のジャージーはこの日、結束して攻撃的な相手に立ち向かった。 早い出足でダブルタックル。機を見て集まり、ボールを奪い返す。モールも密になって組み、よくコントロールできていた。 前半を8-0とリードした御所実は、後半に入ってモールで相手ゴールに迫り、最後はPKから仕掛けてペナルティトライ。7点を追加した。 思うようにプレーできないフィジアンたちは苛立ち、ラフなプレーもあった。しかし動揺することなく、自分たちのラグビーを貫き、最後まで危なげなかった。 主将の小林淳弘は、相手の荒いプレーに対してもブレることのなかった理由を、「日本一を目指しているから」とした。 「そのために、いろんな予測をしながら練習し、試合で戦っています。熱くなったら、やるべきことをやれなくなるので、いつも頭がクリアになるようにしています」 そして、5月1日に戦う桐蔭学園との試合に向け、「日本一になるには超えないといけない相手。男と男の勝負。負けられません」と覚悟を口にした。