「ビールかけしたいっすね」ソフトバンク、異例の〝新幹線V未遂〟の裏側 試合終了後1時間半後には新幹線、勝ち越しの瞬間は車内で…
優勝へのマジックナンバーを「1」としていたソフトバンクは、22日は大阪への移動中にリーグ制覇の瞬間を迎える異例の展開もありえた。結果的に日本ハムがオリックス戦に勝利し、優勝は23日以降に持ち越しとなったが、小久保監督や選手らの動きは慌ただしかった。 ■23日はこうなる。早わかりソフトバンク優勝の条件【条件表】 午後1時にみずほペイペイドームで始まった楽天戦は同4時33分に終了。そのわずか15分後には最初の選手が球場を後にし、その後も選手らは続々とタクシーでJR博多駅へと移動した。主力選手の一部は午後6時3分博多発の新幹線で新大阪駅へ向かった。 多くの選手は球団が用意したバスで同6時に球場を出発し、JR博多駅から続々と新幹線に乗り込んだ。小久保監督も報道陣の取材を終えると、急いで球場を出ると福岡空港へ移動し、同5時50分発の航空機で大阪へと向かった。 車内ではスマートフォンで日本ハム戦の中継を見る選手もおり、それぞれが思い思いの時間を車内で過ごした。日本ハムが9回に勝ち越したのは午後8時29分。車内では驚きのリアクションも上がったというが、その2分後に新大阪駅に到着する列車もあり、各自が宿舎へ向かっていった。 日本ハムが勝利したことで優勝は持ち越しとなり、柳町達は「自力で決めたいですね」と語った。その上で「ビールかけしたいっすね」とぽつりとこぼした。慶大時代は寮の風呂場でささやかなビールかけこそあったが、プロでは初めての経験が待っている。歓喜の瞬間への思いが強まった大阪の夜となった。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】 【▼オススメ記事は下記関連リンクから▼】 前夜の新幹線Vはお預けとなった小久保ホークス。23日は京セラドームでオリックスと対戦。優勝決定条件をわかりやすく解説します。
西日本新聞社