【巨人】ドラ3荒巻悠が仮契約「幼少期から憧れていた」阿部監督以来の東京ドーム看板直撃弾狙う
“看板弾”で東京ドームに名を刻む。巨人ドラフト3位の上武大・荒巻悠内野手(21)が19日、東京ドームホテルで仮契約を結んだ。 契約金6000万円、年俸1000万円。背番号は60に決まった。大学の公式戦で通算10本塁打した左のスラッガーは「自分の名前が東京ドームに響き渡ることができるように日々精進していけたら」と決意をにじませた。 ホームランは野球の華。東京ドームでも飛距離でファンを魅了する。球団の生え抜き左打者で、東京ドームの看板直撃弾となれば、阿部監督の09年9月5日ヤクルト戦までさかのぼる。幼少期から阿部監督の打撃動画を参考にしてきた荒巻は「幼少期から憧れていた。その阿部さんの次というのは狙っていきたい」と、本拠地の看板を狙う。 上武大には荒巻の“怪物伝説”が残る。フリー打撃で快音を響かせた後に、ドスンという鈍い音がグラウンドに響いた。打球は95メートルの右翼奥に設置された、高さ10メートル以上の防球ネットを軽々と越えた。道を挟んで向こう側にある太陽光パネルを破壊していた。推定飛距離は140メートル。スイングスピードは160キロ超を誇り、練習からかっ飛ばす。 さらなるパワーアップに現在は肉体改造に励む。体脂肪率12・5%を維持しつつ、体重2キロ増の95キロを目指す。好きな歌は槇原敬之の「遠く遠く」。飛距離自慢の“あらマッキー”が、飛ばし屋として東京ドームで力いっぱい輝いてみせる。【上田悠太】(金額は推定)