【全日本2歳優駿】牝馬でVのミリアッドラヴが栗東へ帰厩 高岡助手「うるっときました」
11日の全日本2歳優駿を制したミリアッドラヴ(牝2、新谷)はレース後、川崎競馬場で1泊し、12日午前9時ごろに栗東トレセンに帰厩した。高岡助手は「ちょっと疲れていますけど、帰りのカイバは全部食べていました」と様子を伝えた。 来年1月でトレセン2年目を迎える高岡助手は、新谷厩舎期待のホープ。ミリアッドラヴの前走エーデルワイス賞が重賞初挑戦、初勝利だった。今回のG1級レース初制覇については「ゴール板を過ぎるまではホッとできませんでした。この日の馬のテンションとかが普段より高くてパドックでは不安でしたけど、ジョッキーがうまくなだめてくれていい結果になりました。うるっときましたね」と胸をなで下した。 このレースは日本馬対象の出走馬選定シリーズ「ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」の競走。昨年覇者フォーエバーヤングは、ここからサウジダービー、UAEダービーを連勝、ケンタッキーダービー3着と飛躍した。「厩舎自体もリメイクやクラウンプライドが海外で活躍していますし、それに続く馬になってほしいです」。来年以降の活躍が楽しみだ。 ※米国のポイントシリーズから独立して行われる「ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」の対象レースは、11月23日のカトレアS(オープン、ダート1600メートル、東京)、12月11日の全日本2歳優駿(Jpn1、ダート1600メートル、川崎)、25年2月16日のヒヤシンスS(オープン、ダート1600メートル、東京)、3月22日の伏竜S(オープン、ダート1800メートル、中山)で、ポイント最上位の1頭がケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月3日=チャーチルダウンズ)の出走権を獲得する。