【特集】関西発、期待の選手たちが見せる関西インカレ それぞれのストーリー胸に注目の舞台に挑む(読売テレビ「あすリートPlus」)
■とまらない勢い見せる甲南大学 ブレーク果たし、大きな注目集める有力選手
次に番組が注目したのは、青山選手や藏重選手と同じ甲南大学の3年生・岡根和奏(おかね・わかな)選手 高校時代、全国レベルではそこまで有名な選手ではなかった岡根選手ですが、去年、大きくブレークを果たします。 (岡根)「想像してたより凄いところで戦わせてもらって、自分でもびっくりしています」 去年7月に行なわれたグランプリシリーズ田島記念では、グランプリシリーズ初優勝。タイムは11秒55と、自己ベストも大きく更新しました。
■熾烈なメンバー争い 驚異的な成長で勝ち抜く
4人目は岡根選手と同じ3年生・奥野由萌(ゆめ)選手の2人。 奥野選手も、高校時代は全国レベルでは注目されていませんでしたが、ブレークの兆しを見せています。 去年9月に行なわれた日本インカレ100準決勝では、なんとシーズン4度目の自己ベスト更新を遂げ、劇的な成長を見せました。 (奥野)「(青山)華依さんも復活してくるので、リレーメンバーの枠も競争が激しくなるし、新入生も入って、厳しい世界になると思うんですけど、自分もその中に入れるように頑張りたいと思います」 タレント選手の層が厚く、とまらない勢いを見せる甲南大学。リレーチームは学生だけでなく、日本の女子スプリント界も席巻しています。今後の活躍に大きな期待が寄せられます。
■「ほんまにパリにいきたい」海外での経験糧に、パリ五輪見据え奮闘 立命館大学・山本亜美
5人目の注目選手は、女子陸上の強豪・立命館大学の山本亜美選手。 新キャプテンもつとめる山本選手は、4月6日、シーズン初戦を迎えました。400mハードルの日本チャンピオンでもある彼女は、このレースで圧巻の走りを見せました。 (山本)「調整っていう感じで出場したんですけど、【あ、こんなに走れるんや!】って思いました。自分の中では今までのシーズンインで1番速いんじゃないかなと思います」 日本選手権3連覇中の女王・山本選手は去年、初めて日の丸を背負い、4つの国際大会に出場しました。間近で体験したトップハードラーたちの体格や迫力、力強さに世界の壁を感じたと話します。 (山本)「日本では1位やけど、海外で走ってみたら前を走れなくて…。【うわ!みんな背大きいし、体もこんなにデカいし、今からこの人らと走るんやったら絶対負けるやん…(泣)】って思わせるような、見た目からの強さに圧倒されちゃいましたね」 日本チャンピオンとしてもう一度世界へ挑むため、去年からことしにかけてのオフシーズンには、決意も新たに、肉体改造にも積極的に取り組みました。 (山本)「去年いろんな経験をして、パリ五輪で走りたい本気で思えるようになりました。ほんまにパリにいきたいです!」 世界の大舞台を見据え、日本の女王は今日も自分自身に挑み続けています。