【特集】関西発、期待の選手たちが見せる関西インカレ それぞれのストーリー胸に注目の舞台に挑む(読売テレビ「あすリートPlus」)
■入学早々、大学タイトル獲得や日本代表にも 期待の若手・藏重みう
2人目に注目したのは、去年4月、甲南大学に入学した陸上界期待の新星・藏重みう選手です。 (藏重)「オリンピックのリレー経験者である青山華依さんや、世界で戦ってこられた経験をもつ伊東浩司コーチもいらっしゃるので、しっかりと自分の記録の伸びが期待できるかなと思い、甲南大学への入学を決めました」 藏重選手は大学入学前、インターハイやジュニアオリンピックでの優勝経験をもつ、高校最速スプリンターとして注目されていました。大学入学後の5月に行なわれた関西インカレで大学タイトルを獲得すると、日本選手権でも堂々の3位獲得、そしてアジア陸上日本代表リレーメンバーとして銀メダルも獲得するなど、華々しい成績を残してきました。 そんな華々しいシーズンを送るスーパールーキーですが、日々勉学にも力を注いでいます。高校時代のインタビューでは、自分の走りを冷静に分析する受け答えや、その落ち着いた様子から、頭の回転の速さや品格がネット上でも話題に。そんな藏重選手を指導する伊東浩司さんは…。 (伊東)「藏重選手と先輩・青山華依選手のペアがすごく良いんですよ。藏重選手の真面目な部分を、青山選手が和らげてくれる。藏重選手は、ずっと高校チャンピオンの重荷を背負いながらやっていかないといけないので」 (青山)「藏重選手はピシッとしてるイメージだったけど、実際は天然っていう感じです!ギャップがいいですよね」 良き環境と先輩に恵まれた藏重選手。去年9月に行なわれた、学生最速を決める日本インカレ1000m決勝でも、堂々の1着。高校チャンピオンが翌年の大学チャンピオンへと進化を遂げ、甲南大学の表彰台独占という大会史上初の快挙も成し遂げました。 (藏重)「より強い選手と走るのは、もっともっと高みを目指せるということなので、楽しみです!」 ひたむきな向上心と、勉強熱心な姿勢が魅力的な藏重選手の躍進から、今後も目が離せません。