ツール・ド・フランス2024有力選手プレビュー|ビッグ4がマイヨ・ジョーヌ争いを先行する
ポガチャル“卒業”でマイヨ・ブラン争いは新たなフェーズへ
山岳賞「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(マイヨ・アポワ)」は近年、個人総合優勝者が同時獲得するケースが増えてきているが、昨年はジュリオ・チッコーネ(リドル・トレック、イタリア)が同賞にフォーカスして栄誉にあずかった。山岳比重の高い今回は、個人総合争いに反映される形になるのか、山岳賞を狙って動く選手にジャージがもたらされるか、その流れを見守っていこう。 山岳カテゴリーごとの付与ポイントは以下の通り(頂上1位通過から順に表記)。 今大会はヤングライダー賞「マイヨ・ブラン」が熱くなりそうだ。 1999年1月1日以降生まれの選手が対象、つまりは今年25歳になる選手までがジャージの着用資格を有する。 昨年まで4連覇していたポガチャルが晴れて“卒業”し、今回は新たなヤングリーダーが誕生する。個人総合優勝候補に若い選手が名を連ねていることもあり、マイヨ・ジョーヌ争いがマイヨ・ブランの行方にも反映されそうだ。 有力どころとしては、レムコ、ヨルゲンソン、ロドリゲス、アユソ、イラン・ファンウィルデル(スーダル・クイックステップ、ベルギー)あたり。 このほか、ステージごとに選出される「敢闘賞」や、3週間を通して印象的な走りを見せた選手に贈られる「スーパー敢闘賞」、各ステージのチーム内上位3選手のフィニッシュタイムを合算して決める「チーム総合時間賞」なども設けられる。 TEXT:福光俊介 PHOTO:A。S。O。/Pauline Ballet LaPresse A。S。O。/Billy Ceusters
Bicycle Club編集部