東海大大阪仰星FL青野・共同主将「チーム全員で闘う」 3大会ぶり7度目Vへ7日に決勝
第104回全国高校ラグビー大会は7日、大阪・花園ラグビー場で決勝が行われる。2019、20年度以来2度目の連覇を目指す前回王者の桐蔭学園(神奈川)に挑む東海大大阪仰星(大阪第2)は6日、大阪・枚方市内の自校で約2時間半の調整。3大会ぶり7度目の王座奪還へ準備を整えた。 この日は校内でミーティングを行った後、雨天のため体育館で練習。124人の全部員が参加した。 「最後に勝負を決めるのは基礎、基本」(湯浅大智監督)と桐蔭学園対策というよりも、3人が並んでのパス回しなど基本練習を繰り返したほか、FWはラインアウト、バックスは攻撃の形などを確認。最後はマネジャーを含めた全員が手をつないで輪を作り、大声を出しながら10回のスクワットを行い、闘志を高めた。 練習後には感極まる部員もおり、FL青野寛大・共同主将(3年)は「3学年が一つになってまとまり、ここまで来ることができた」と振り返り、「(桐蔭学園)は一人一人のスキルが高く、パワーもある。個々で戦うのではなく、チーム全員で闘い、優勝する」と力を込めた。 FWの核弾頭、高校日本代表候補のNO・8駒井良(3年)は啓光学園(現常翔啓光学園)高から同志社大、トップリーグ時代のワールドなどで同じNO・8として活躍した克信さん(48)を父に持つ。「小さい頃から憧れていた場所。めちゃめちゃ暴れたろうと思っています」と闘志。克信さんの高校時代は3回戦進出が最高だった。「チームの成績では超えていますが、個人としてはまだまだ。選手としてもお父さんを超えたい」と誓った。