京都市、「観光特急バス」新設へ 市バスの混雑緩和図る
京都市交通局は、観光客の増加で住民生活が脅かされるオーバーツーリズム(観光公害)対策として、JR京都駅と人気エリアを結ぶ「観光特急バス」の新設を検討している。利便性の高い市バスに観光客が集中し住民の移動に支障が出ており、交通局は「路線を分けることで混雑を緩和し、生活と観光の調和を図りたい」とする。ルートやダイヤを3月中に決め、6月からの実施を見込む。 国は昨年、駅と観光地を結ぶ急行バスを導入しやすくするために規制を緩和。京都市によると、改正後の制度を利用した取り組みを表明した自治体は全国初という。