ホンダ対トヨタ対レクサス対ルノー 4台の中古ハイブリッド車をチェック!
中古車バイヤーズガイド:ホンダ ジャズ(日本名フィット)、レクサスGS 450h、トヨタ ヤリス、ルノー クリオ(日本名ルーテシア)4台の中古フルハイブリッド車をチェックする。
フルハイブリッドは、その効率の良さだけでなく、オーナーは充電のストレスからも解放される。中古のハイブリッド車は買いか?
その仕組みはシンプルかつ独創的だ。ブレーキ時に運動エネルギーを放散させる代わりに、ブレーキペダルを踏み込むたびに小型バッテリーを充電し、その後、追加の推進力として1つまたは2つの電動モーターに供給する。しかし、燃料を節約するのは回生ブレーキシステムだけではない。賢いモーターエレクトロニクスは、どのような状況でバッテリーを内燃エンジンで充電するのが合理的かを正確に把握している。
ケーブルによる充電はできない。バッテリーの容量は常に低く設定されており、回生とエンジンによる発電で十分である。しかし、プラグインハイブリッド車とは対照的に、フルハイブリッド車は純粋に電気だけで走行するのはごく一部である。その一方で、コンポーネントの相互作用は常に効率的で、バッテリーはしばしば最適な充電状態にあり、システム全体が長持ちする。
「トヨタ ヤリス ハイブリッド」は、これがいかにうまく機能しているかを示す一例に過ぎない。この小型車は、10万kmを超える耐久テストで我々を魅了した。特に市街地交通では、100キロあたり5リッター(リッター20キロ)以下の消費を達成することができる。「ヤリス」が中古車として魅力的なのは、その洗練された技術が長い間市場に出回っていてタマ数が多いからだ。興味のある人は、年式が古く、それに応じて安価なモデルを探すこともできる。
リアのマジックシートはシネマチェアのように折りたためる
「ヤリス」と同様、「ホンダ ジャズe:HEV」はCVTのおかげで、常にスムーズで調和のとれた走りを見せてくれる。さらに、ジャズの広々とした多目的なインテリアには驚かされる。身長1.90メートルの人でも後席に楽に座ることができる。また、シネマチェアのように折り畳めるリアのマジックシートは、特に大きな収納スペースを提供する。しかし、ホンダがハイブリッドドライブを復活させたのは、2020年に発表された現行型「ジャズ」からである。 先代(2008年~2015年)も同様のコンセプトを持っていたが、ハイブリッド車としての旧型「ジャズ(3代目)」は中古市場に十数台しか出回っていない。