広島が3連敗、スキッベ監督「ハンドを流されて失点した」 青山敏弘「まだチャンスはある」
◆明治安田J1リーグ▽第36節 浦和3―0広島(10日・埼玉スタジアム) 2位・広島はアウェーで浦和に0―3で敗れ、優勝に向けて痛恨の3連敗を喫した。 ACL2の敵地・シドニー戦から中2日と疲労が残る中、序盤からチャンスを連発。前半だけでシュート14本と試合を支配しながら、同45分に相手の縦パスをDF中野就斗がクリアできず、浦和MF松尾佑介に入れ替わられ、先制ゴールを許した。 スキッベ監督(59)は1失点目について「(得点の直前に)目の前でハンドがあったにもかかわらず、それを流されて失点してしまった。そういった動揺があり、後半の頭に切り換えられなかった」と判定に不満を募らせた。後半立ち上がりから浦和の圧力を浴びて失点を重ね、2戦連続の完封負けとなった。 勝てば首位浮上となる一戦を落とし、首位・神戸との勝ち点差は3に広がった。今季で引退する元日本代表MF青山敏弘は「自分たちで乗り越えるしかない。まだまだチャンスはある。今のままじゃなくて、今のまま以上に成長しないと乗り越えられない。そこを導けるようにやります」と力を込めた。
報知新聞社