【ソフトバンク】今宮健太が危機感あらわ「競争なので、自分で甘えてしまったら勝てなくなる」
ソフトバンクの今宮健太内野手(33)が4日、福岡市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の3億円でサインした。 交渉を終えた今宮は「(球団からは)よく頑張ってくれましたというのは言ってもらいましたけど、僕の中では100%という結果にはならなかった」とシーズンを回顧。今季は133試合に出場し、打率2割6分2厘、6本塁打、39打点をマーク。守備でも持ち前の安定感を見せ、2年ぶりのベストナインに輝いた。「自分のやるべきことを一年間、全うできたシーズンだった。芯を持ってやれたとは思います」とは話したが「納得いく数字はない」と満足する様子はなかった。 プロ16年目を迎える名わき役が目指す数字は「出塁率キャリアハイ」だ。「(今年は)リーグを代表する強力な打線になったので、より意識したんですけど。どこを打つにも次につないでいくことだけを意識してやっていきたい」と来季もつなぎ役に徹する構えだ。 小久保監督からは春季キャンプ第4クール、2月中旬までの調整を一任される「S組」に指名を受けた。しかし、今宮はあくまでキャンプ初日から動ける万全の状態を作る。「信頼されているのはあると思いますけど、その分、若い選手がA班でいろんなものを見せられる。余裕を持ってはやれない」と若手選手に対抗心を燃やす。 「一年一年が勝負」と話す背番号6はまず「レギュラー取り」に照準を合わせる。「競争なので、自分で甘えてしまったら勝てなくなってしまう。負ければプロ野球生活は短くなる。悔いなくやれるような一年にしたい」。今宮がしっかり準備をして、来季も遊撃のポジションを奪いにいく。 (金額は推定)
東スポWEB