偏差値65以上の“成績トップ層”が実践している、他の子とは決定的に違う「勉強習慣」
国語は「日々の習慣」が大事になってくる科目です。特に、小論文や論説文の読解に必要な力は一朝一夕で身につけるのがとても困難です。 では、そんな国語で良い成績を取っている生徒はどんな勉強をしているのでしょうか? 壊滅的に国語力がなさすぎる!「漫画も読めない小学生」と“国語嫌い”の代償 そこで今回は、そんなラオ先生が教える”成績上位の子たちがやっている最強勉強術”をまとめまた『成績上位1%が実践している勉強法』(イースト・プレス)から、“成績上位がやっている国語の勉強法”というトピックスをご紹介します。
【国語の勉強習慣】長文は重要部分に印をつける
×「文章を読むときは流れるようにスラスラ読む」 ○「文章を読むときは印をつけて問題文を汚しながら読む」
丸や四角、傍線や矢印があふれる問題用紙
国語の文章を読むのが得意な人には活字を読むことに慣れている人が多く、読むだけで重要な部分がすんなりと頭の中に入ってきます。そのため、問題文に印をつけておらず、まっさらな状態で設問に向かう場合がほとんどです。 苦手な人は、頭の中で内容をイメージ化することに精いっぱいなため、得意な人とは別の理由で問題文はまっさらです。しかも丁寧に読んでいるわりには、重要な部分がどこかを理解できていません。 ただ、私の経験上、国語が得意ではない状態から得意教科にまでした人たちには、決定的な違いがあります。それは、読解問題の本文を1度読み終わった時点で、問題用紙がものすごく汚れているということです。文章のあちこちに丸や四角、傍線や矢印などがあふれていることもあります。本書の読者には国語が苦手な人も多いと思いますので、ここを目指すと良いでしょう。 「汚れている」のはなぜかというと、自分が注目して読み取った部分や、段落最初の接続詞、くり返し登場する単語、キーワードになりそうなセリフなどに、徹底的に丸をつけたり線を引いたりして、読解を進めているからです。このように、重要な点を視覚情報にして浮かび上がらせながら読解を進めることこそが、本文の解像度を上げる大きな武器となります。 そのため、国語が苦手な人ほど、鉛筆を持ちながら文章を読むことをおすすめします。 そして、ひと段落に1~2つ、多いときは5個以上、重要な部分に印をつけながら文章を読んでいきます。これが、正答率向上のためには欠かせない方法です。