キュートでチャーミングな小型車4台の中古車チェック!「フィアット500」、「シトロエン C1」、「VW Up!」、「ルノー トゥインゴ」
弱点: 特にフェイスリフト前のモデルは、スプリングやダンパーに欠陥があるため、一般点検で不合格となる。エキゾーストシステムの錆びも若いモデルでは問題だ。わずか3年後の500では、排ガス検査でガタが出ることが多く、駆動系のオイル切れやブレーキシステムの欠陥もある。
古いモデルでは、オイルサンプが錆びることさえあった。故障の原因は、デュオロジック自動マニュアルギアボックス、燃料ポンプの欠陥、エンジンクーラントの損失が多い。品質の悪さは、内装の仕上がり(スイッチ類の脱落)や外装のクロームメッキの剥がれにも現れている。
生産期間:2007年~ ● 出力:60~190馬力 ● 推奨エンジン: 0.9ツインエア 86馬力 ● 中古価格: 5900ユーロ(約94万円)~
ボックスデザインは「Up!」に広いスペースを与えている。後部座席も快適なので、ほとんどの購入者は4ドアモデルを選んでいる。シンプルな操作と変速の容易なマニュアルギアボックスは、素晴らしい出来映えとバランスの取れたハンドリングと同様に印象的である。エンジンは排気量1リッターの3気筒のみで、6種類のパワーレベルが用意されている。アドバイス: 通常は60馬力の自然吸気エンジンで十分。
弱点:セミATは、ギヤチェンジがいい加減で故障が多い。トランスミッションのインジケーターランプが警告する場合は、クラッチかギアセレクターが原因であることが多い。修理には少なくとも1,000ユーロ(約16万円)かかる。2014年のマイナーチェンジで、ほとんどの不具合は解消された。
生産期間:2011~2023年 ● 出力:60~115馬力 ● 推奨エンジン:1.0 MPI 60/65 馬力 ● 中古価格:6,000ユーロ(約96万円)~
ルノー トゥインゴIII
トゥインゴは、その特異な駆動プラットフォームを第2世代のスマート フォーフォーと共有している。床下のエンジンとギアボックスは、リアアクスルのすぐ前に配置されている。フロントボンネットの下には収納スペースがなく、トランクフロア下のエンジンカバーはオイルチェックのためにネジを何十本も緩めなければならない。
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