キュートでチャーミングな小型車4台の中古車チェック!「フィアット500」、「シトロエン C1」、「VW Up!」、「ルノー トゥインゴ」
どこを削るのか?後部座席とトランクの中だ。リアシートの大人はフロントシートとルーフの間にかなり挟まれた感じになる。また、196リットルから最大780リットルの容積を持つトランクには、スーツケースがもう一つ簡単に入る。その一方で、100kmあたり6リットル以下の燃料消費でC1を走らせるのは並大抵のことではない。乾燥重量は1トンを大きく下回っているため、1.2リッター3気筒エンジンの82馬力は、快速スプリントには十分だ。
弱点: エンジンの選択肢はほとんどなく、2018年のマイナーチェンジ後は、2つの3気筒エンジンのうち小さいほうを唯一の駆動ユニットとしてラインナップするまでに縮小した。しかし、エンジンはほとんど心配する必要はない。ただし、ATを搭載したバージョンはお勧めできない。やや不調和なシフトチェンジに折り合いをつけられるなら別だが。
下回りの点検は、腐食が急速に進む排気系を見るだけでも価値がある。また、一般点検でクレームの対象になりがちな、サイズの小さいブレーキディスクを点検する良い機会でもある。それ以外の点では、C1には高価な弱点がないため、シンプルな設計の恩恵を受けている。
生産期間:2014~2022年 ● 出力:69~82馬力 ● 推奨エンジン:69馬力のVTi 72 ● 中古価格:5,200ユーロ(約83万円)~
フィアット 500
2007年に登場したフィアット500は、そのレトロなデザインで大成功を収めた。経済的な2気筒エンジンからスポーティなアバルトモデル(135~190馬力)に加え、2種類のディーゼルエンジン、LPGモデル、そして2020年からは3気筒のマイルドハイブリッドも設定された。2009年に導入された電動折りたたみ式サンルーフ付きのコンバーチブルも広く販売されている。2015年には、新しいヘッドライト、リアライト、新しいマルチメディアユニットを備えたフェイスリフトが行われた。お勧めは2010年に導入された「ツインエア」タイミングチェーン付き2気筒エンジン搭載モデルだ。
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