「離乳食」の”いたずら食べ”は、どう対応したらいい!? あかちゃんが手づかみで食べ散らかす、本当の理由
食事は赤ちゃんが自分の意欲を発揮できる場にしたい
3)自分で食べきれない分は、後で補助をする あかちゃんが食器のものを食べて、遊びが多くなってきた頃に、あかちゃんの食べた量を見てみましょう。あまり食べ物がお腹に入っていないようでしたら、最後に保育者が2~3分で食べさせてやります。それでもまだ足りなさそうにしたら、ミルクなどでお腹を満たします。 4)食卓をきれいにする あかちゃんは食器に載っているものだけでなく、食卓にこぼしたものでも食べます。まだ食卓全体が食器なのです。あかちゃんが食事をするときは手だけでなく、食卓もきれいにして、こぼれ出たものでも食べられるようにしてやります。 「それは汚いからダメ」「こちらを食べるの」などと、制限や指示が多くなってしまうと、あかちゃんは食事への意欲を失っていきます。これでは、せっかく芽を出してきている「自分で」という自立への芽も摘み取っていってしまうことになります。 あかちゃんにとって、食事は一番意欲が出せる活動の場です。意欲や手の操作性を育てていくうえでも、人間関係など社会性の基礎を培っていくうえでも、食事は大切な場です。食事マナーなどのしつけは、物事を理解できるようになる幼児期後半以降からで十分です。 2/2回目の記事はコチラ!→〈あかちゃんが野菜を食べない、お箸はいつから?…無理をすると逆効果。自信のない子にしない「幼児食」の正解〉
山口 平八