小林誠司、石川雅規の“プロテクト漏れ”で必要な「対価」とは?“FA人的補償”で巨人とヤクルトに決定的な「相違点」
ヤクルトの人的補償は前例がない
楽天は今オフ、200勝を目前にした田中将大投手を何が何でもという姿勢で慰留することはなかった。歴代監督に対しても従来の球界の常識では考えられないようなドラスティックな契約を敢行してきた。 「ヤクルトとは好対照の球団です。石川が最後、どんな扱いとなるのか……。そうした懸念がある以上、何かあった時にはもう一度、ヤクルトでチャンスを与えることなどの確約が要るかもしれません」(同) ヤクルトのFA補強は14年オフの成瀬善久投手、大引啓次内野手以来、実に10年ぶりだ。この時を含め、過去4人のFA補強では金銭補償のみか、補償が伴わないCランクの選手しかいない。元監督は「経験値が低いのは明らか」と人的補償で巨人との相違点を挙げつつ「(昨オフの)和田に続いて、ごたごたが続くようなら制度の存続に関わりかねませんから(移籍選手の)ケアには万全を期して欲しいものです」と要望した。 デイリー新潮編集部
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