あなたの「年収」は平均以上?日本の年収事情とアップさせるための方法とは?
日本の平均年収はいくらでしょうか。本記事では日本の平均年収をいろいろな角度から見ていくことを通して、年収がアップするポイントについて解説していきます。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
日本の平均年収はいくら?
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本で1年を通じて勤務した給与所得者1人当たりの平均年収は457万6000円です。ただし、これは正社員(正職員)・正職員以外(非正規雇用者等)も含んだ年収です。 なお、正社員が523万3000円、正社員以外が200万5000円となっており、正社員と正社員以外の差は約323万円です。また男女別では、男性が563万3000円、女性が313万7000円で、男女差は約249万円でした。
事業所規模で平均年収は変わるのか
また、同調査での事業所規模別の平均年収を見てみましょう。基本的に、規模が大きいほど平金年収は高くなる傾向にあります。ちなみに、事業所規模30~99人で423万4000円、同100~499人で445万7000円、同500~999人で480万3000円、同1000~4999人で520万8000円、同5000人以上で538万4000円となっています。 1000人以上を超える企業となると、正社員以外を含めても平均年収は500万円を超えることになります。
年齢で平均年収は変わるのか
続いて、年齢による平均年収の違いを見てみましょう。同調査の年齢階層別の平均年収は、次のとおりです。 20~24歳:(男)291万円(女)253万円(計)273万円 25~29歳:(男)420万円(女)349万円(計)389万円 30~34歳:(男)485万円(女)338万円(計)425万円 35~39歳:(男)549万円(女)333万円(計)462万円 40~44歳:(男)602万円(女)335万円(計)491万円 45~49歳:(男)643万円(女)346万円(計)521万円 50~54歳:(男)684万円(女)340万円(計)537万円 55~59歳:(男)702万円(女)329万円(計)546万円 60~64歳:(男)569万円(女)267万円(計)441万円 基本的には、年齢が上がっていくと平均年収も伸びていきますが、50歳代後半でピークを迎えると、60歳代からは年収が下がっていきます。男女別で見てみると、男性は50歳代後半がピークで年収は700万円に達しますが、女性には年齢に応じて上昇していくような傾向が見られません。