「涙を流しながら“お助けください”」 丸川珠代氏は悲惨な状況… 現役閣僚で落選危機なのは誰? ボロボロの自民党議員の選挙戦
元幹事長も落選濃厚
また、鹿児島3区の小里泰弘農相(66)は2019年に本誌(「週刊新潮」)で女子大生とのパパ活を報じられた人物で、 「地域の婦人部では、“5年たったくらいじゃ許せない”なんて声を聞きます」(地元後援会関係者) ほかにも、神奈川20区の甘利明元幹事長(75)も選挙区で落選濃厚。 「前回は比例復活でしたが、今回は年齢制限で比例重複もないため議員バッジは外すことになるでしょう」(前出・デスク) さらに、岸信介元首相を曾祖父に、安倍元首相を伯父に持つ山口2区の岸信千世前衆院議員(33)も、やはり裏金の余波で厳しい戦いだという。 そんな中で、八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せているのが、総裁選で最多の党員票20万票を獲得した奈良2区の高市早苗前経済安保相(63)。彼女には全国の候補者から130件以上の応援依頼が殺到した。 「本来、応援依頼は各都道府県連を通じて党本部が判断するものですが、候補者から高市に直接、電話でお願いされるケースも多いです」(高市選挙事務所)
「目はうつろで覇気がない」
実は夫の山本拓氏も自身が出馬する福井2区へ応援に入るよう求めているが、 「高市氏の手が回らない状況です」(前出・デスク) 神奈川2区の菅義偉副総裁(75)も選挙は盤石で、地方の応援演説に駆り出されている。しかし、 「目はうつろで覇気がなく、足元もおぼつかない。相変わらず健康不安説が取り沙汰されています」(同) かくしていずこも自公はさえない。与党で過半数を取れるのかどうか、いよいよ微妙な情勢だという。 前編【「昭恵さんが“2年前のあの出来事”について話し始め…」 崖っぷちの萩生田光一氏がすがる安倍元首相の威光】では、裏金議員の象徴的存在である萩生田氏がマスコミをシャットアウトして行った決起大会の模様について報じている。 「週刊新潮」2024年10月31日号 掲載
新潮社