《ブラジル》記者コラム=本紙のデジタル化と経営改善=移民120周年祝うための改革に協力を
力強くバランスのとれたロゴに変更
もうお気づきの読者も多いと思うが、本日から本紙ロゴを変更した。今までは日本の伝統的なスタイルである筆で描いたような書体だったが、力強いゴシック体に変えた。ポルトガル語名を大きくして、小さなロゴでも読めるようにバランスを変更した。こちらは日本語とポルトガル語、両方での発信を強化していく、という決意の表れを反映したものである。 このロゴの変更は、SNSでの発信もさらに力を入れていく、ということにも関係する。 今年の春から、本紙ユーチューブ(https://www.youtube.com/@BrasilNippou/)、インスタグラム(https://www.instagram.com/brasilnippou/)、フェイスブック(https://www.facebook.com/BrasilNippou/)、X(twitter.com/BRASILNIPPOU)などのSNS発信を強化している。各種SNSにはアカウントの画像表示が見えやすいように、丸いロゴを用い、日本語とポルトガル語を読みやすくしてある。 SNSでの発信で、いくつか話題になった取り組みを紹介したい。まずは、インスタグラムでの《リベルダーデにあるアフリトス通りの鈴蘭灯が撤去》(https://www.instagram.com/reel/DCknqFwJmDA/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==)の動画だ。6万5千回以上再生され、3千2百以上のいいね、170件以上のコメントが寄せられた。そのほとんどが非日系のブラジル人によるもので、コメントの多くは日本人がこの問題を中立的な立場で簡潔に解説したことを好意的に受け止めている内容だった。 ユーチューブでは移民史に関する講演《日本人が知らないブラジル移民 過酷な「戦争と日本移民」の歴史》(https://youtu.be/NsCS0bmQvds?feature=shared)が、再生時間が1時間以上もあるにも関わらず、約2400回も視聴された。この動画からチャンネル登録した人も多く、移民史に対する関心の高さがうかがえた。本紙が移民史を伝えていく必要性を改めて考えさせられた。