小学生「子猫がまだ生きてる…」泥水まみれの瀕死の子猫を保護…あれから1年、元気な姿を見せたい「命に気づいてくれてありがとう」
ご飯の食べ方やお水の飲み方を子猫に教えてくれた先住猫
──先住猫ちゃんたちがお世話をしてくれたんですね。 「子猫は理由の分からないまま先住猫の後をついていき、怒られたりもしていましたが、ご飯の食べ方やお水の場所…飲み方を何となく先住猫たちが教えてくれているようでした。そのうち先住猫たちと一緒に寝ていたり、今は他界しましたが飼っていた犬のこてつにくっついていたりもしました」 ──子猫のお名前は。 「レアです。奇跡的に(レア)命が助かったことから名付けました。6月中旬に保護しましたが、獣医師の診断で6月初めに生まれているだろうということで、6月1日をお誕生日に。なので、もうすぐ1歳になります」
飼い主「小学生にサビ猫が元気になったことを伝えたい」
──レアちゃんのことを知らせてくれた小学生に今も元気に生きていることを伝えたい? 「伝えたいです。小学校は動物病院から10分くらいの所にあります。保護した翌日にも当時の教頭先生に事情を話して、生きていることを伝えました。給食後の休み時間に訪れて校長室で小学生と再会。5分ほどの短い時間ではありましたが、抱っこしてもらいました。みんな喜んでくれて。今度は1歳になる6月に再び小学校に足を運び、1歳になったことを小学生たちに伝えたいです」 ──レアちゃんを保護してどう思った? 「私たち人間には限界があると感じつつも、この子は生きる力を持っていたんだなと思いました。また先住猫たちがいることは私にとっても大きな力になりました。先住猫たちが赤ちゃんに優しい気持ちを出してくれたことが、子猫の生きる活力につながったんだと思います」 makanonaさんのおうちには、一番年長の女の子りぼんちゃんと茶白の男の子テンくん(4歳)、キジトラのリズちゃん(1歳)の先住猫ちゃんが3匹います。レアちゃんは、りぼんちゃんの真似をして外を眺めたり、冷蔵庫の上に乗ることを覚えたり。またご飯の食べ方や水の飲み方などを教えてくれたテンくんのことが大好きだとか。リズちゃんとは姉妹のようで、2匹でおうちの中で大運動会をしたり、一緒にいたずらしたりしているそうです。 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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