1日5回アパート前の公衆トイレを利用しています。年間で水道代をどれくらい節約できますか?
水道代は家計における意外と大きな出費の1つといわれています。 特に日々の生活に欠かせないトイレの使用は、その中でも見過ごされがちな水の消費の主な原因の1つとなっています。なかには公衆トイレを使用することで、水道料金の節約につなげたいと考える方もいるでしょう。 この記事では、1日5回の自宅でのトイレ使用を公衆トイレに切り替えることで、どれくらいの水道料金が浮くのかをご紹介します。ほかの水道料金の節約方法も挙げていますので、参考にしてみてください。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
トイレを1回流したときにかかる水道料金
自宅でトイレを使用した場合の水道料金を算出します。近年のトイレは1回流すときに必要とする水の量は、一般的に3.8リットルといわれています。 東京都水道局によると、水道料金は1リットルあたり0.24円です。 上記の数値を基に計算すると、トイレを1回流したときにかかる水道料金は約0.9円となります。製造会社や便器の製造年により異なりますので、参考程度にしてください。
自宅でトイレを流したときにかかる水道料金
前述のトイレを1回流したときにかかる水道料金を基に、表1に各期間に分けて自宅でトイレを流したときにかかる水道料金をまとめました。トイレは1日5回使用すると仮定します。 表1
※筆者作成 表1から、自宅前の公衆トイレを使用した場合は、1年あたり約1643円の水道料金が節約できることが分かります。 自室内のトイレを使用しない場合、公衆トイレまで移動する手間があったり、トイレに駆け込むときは間に合わなかったりするなど、あまりお得に節約をできるとはいえないでしょう。 ■ほかの水道料金の節約方法 自宅前の公衆トイレを使用してもほとんど水道料金を節約できないとなると、ほかの方法を実践した方が節約につながります。表2に水道料金の節約につながるほかの方法を挙げていますので、参考にしてみてください。 節水方法は、歯磨きの場合はコップに水をためる、洗車の場合はバケツに水をためると仮定しています。 表2