新iPad mini発表でどうなった? 「iPad」シリーズのラインアップそれぞれの特徴を改めてチェック【2024年11月版】
iPad Air(M2):13インチ/11インチ
「iPad Air」シリーズならば、12万8800円~から手が届きます。おそらく、多くの方にとっての現実的な選択肢はこちらになるでしょう。 現行のラインアップとしては、5月に発売された「M2」チップ搭載モデルの2サイズ(13インチ、11インチ)が展開されています。 本世代ではシリーズで初めて大型の「13インチ」モデルが追加されたことがトピック。画面の表示領域の広さだけを求める場合には、無理に上位のProを選ばなくても良くなりました。 特徴としては、純正キーボードケースの「Magic Keyboard」をサポートしているほか、空間オーディオに対応した横向きのステレオスピーカーを搭載していることなどに注目です。 講義のノート取りやWeb会議や書類作成などを含めたパソコンライクな運用、ちょっとしたホームビデオの動画編集などを目的としている場合には、おそらくiPad Airがあれば十分でしょう。 ちなみに、先述したProシリーズはカラーバリエーションが「スペースブラック」と「シルバー」しかありませんが、iPad Airでは「スペースグレイ」「ブルー」「パープル」「スターライト」の4色を選択できます。
iPad(第10世代)
ラインアップで最安の選択肢になるのは、2022年10月に発売されたiPad(第10世代)です。コネクタにUSB Type-Cを採用していて画面サイズは10.9インチ。価格は5万8800円です。 プロセッサーには「iPhone 12」シリーズで搭載されていた「A14 Bionic」を採用しているので、ほかの機種と比べると処理性能がやや見劣りします。2025年には日本語対応も予定されている「Apple Intelligence」も唯一サポートしていません。 ディスプレイの色域がP3ではなくsRGBであることや、反射防止コーティングもないことなども留意しておきましょう。 また使えるApple Pencilが「Apple Pencil(USB-C)」と「Apple Pencil(第1世代)」に限られており、その他のモデルのように「Apple Pencil Pro」を使えません。 先述したようにiPhone 12シリーズに近い処理性能を持っているので、ほかの機種と比較しなければ、ストリーミング動画を視聴したり、ブラウジングやメールチェックをしたりする端末としては十分優秀です。 カラーバリエーションも「ブルー」「ピンク」「イエロー」「シルバー」の4色展開で鮮やかなカラーがそろっているので、コストを抑えた選択肢としては、今もなお検討の価値があるでしょう。 ただし、最小構成のストレージは64GBしかないので、ストレージ管理の手間やOSアップデートの際に苦労する可能性がある点は、あらかじめ理解しておきましょう。