「扶養」を外れて働き始めましたが勤務時間が長くなり、 夕食に総菜が増え食費が上がっています。「扶養」を外れたメリットがあるのか疑問です。
まとめ
本記事では、扶養から外れるということはどういうことか、そのメリットは何か、ということについて解説しました。一般に、「扶養から外れる(社会保険の適用対象になる)」とは、以下のことを意味します。 ・健康保険の「被扶養者」から「被保険者」になる ・公的年金の「第3号被保険者」から「第2号被保険者」になる これより、以下のようなメリットがあります。 ・厚生年金保険に加入すると、老齢年金、障害年金、遺族年金が充実する ・健康保険の被保険者になると、被扶養者のときより給付金が充実する ただし、このことは「保険に加入したから保障を受けられる」ということであって、「損する」「得する」ということではない点には、注意が必要です。あくまでもセーフティーネットが充実するという話です。 保険に加入することについて、メリットがあるかどうかは、人それぞれ考え方が異なるため一概にはいえません。どのような働き方がよいのかは、金銭面だけでなく、健康面も考慮して選択していただくのがよいでしょう。そのようなとき、本記事が少しでも参考になれば幸いです。 出典 厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト 配偶者の扶養の範囲内でお勤めのみなさま 執筆者:中村将士 新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー
ファイナンシャルフィールド編集部