アメリカ代表のカーHCが準々決勝で対戦するブラジルを語る「相手はすごくフィジカルだ」
8月5日(現地時間4日、日付は以下同)。アメリカ代表のスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が、パリオリンピックの準々決勝(7日)で対戦するブラジル代表について語った。 グループC予選ラウンドを3戦無敗で突破したアメリカは、大会5連覇を目指す優勝候補筆頭。対するブラジルはラトビア会場で開催されたオリンピック世界最終予選(OQT)を制し、グループB3位の1勝2敗で決勝トーナメント進出を決めた。 ブルーノ・カボクロ、ハウル・ネト、マルセロ・ウェルタス、クリスティアーノ・フェリーシオといったNBAでプレー経験のある選手たちを複数擁する対戦国を、指揮官はこう見ていた。 「相手はすごくフィジカルだ。私は彼らがこの大会でNo.1のオフェンシブ・リバウンドを誇るチームと見ている。それに優れたシューターがたくさんいて、ハードにプレーしている。どのプレーでも競い合ってくるから、我々としては彼らのフィジカル、シュート力に対して準備しなければならない。我々は彼らと戦うにあたって、緊張感を持ってプレーする必要がある。彼らが引き下がることはない」 平均得点で見てみると、1位のアメリカ(105.7)に対してブラジルは10位の80.3と大きな差がある。ただ、ブラジルは平均オフェンシブ・リバウンド数で南スーダン代表(15.0本)に次ぐ大会2位の13.0本を残している。 また、チーム全体の3ポイントシュート成功率ではアメリカの42.6パーセントを上回り、ここまで大会トップの45.3パーセントを誇っている。もしアメリカ戦でも長距離砲が大当たりとなれば、苦しめることになるかもしれない。 とはいえ、リーダー格レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が「相手の試合は全部見た。彼らは自分たちのオフェンス、ディフェンスのシステムにすごく専念していた」と話していたように、アメリカはすでに相手への研究を進めていることから、負けたら大会終了の一発勝負に向けて入念に準備して臨むことだろう。
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