【朝日杯FS】1週前追い アルテヴェローチェはクビ差遅れも馬なりでラスト11秒1マーク 須貝師「言うことないね」
《栗東》 京王杯2歳Sを制したパンジャタワー(橋口、牡)は、松山騎手を背にCWコースで6ハロン80秒1-11秒8。レプンカムイ(3勝)、サトノクローク(3勝)に1馬身半先着した。橋口調教師は「思ったような調教もできて、動きも相変わらずよかった。すごくいい状態ですし、課題は特に見当たりません」とうなずいた。 サウジアラビアRC1着アルテヴェローチェ(須貝、牡)はCWコースでユティタム(OP)と併せ馬。クビ差遅れたものの、6ハロン80秒1-11秒1を馬なりでマーク。須貝調教師は「言うことないね。理想的な1週前追い切りができた。いい状態をあと1週キープするだけ」と力を込めた。 新潟2歳Sを勝ったトータルクラリティ(池添、牡)はCWコースで6ハロン81秒1-11秒5。併せたピストンボーイ(1勝)に1馬身半先着した。騎乗した北村友騎手は「前に目標を置いて、ある程度動かした。追ってからの反応もよく、体を使えていました」と好感触を伝えた。 京王杯2歳S5着クラスペディア(河嶋、牡)はCWコースを6ハロン81秒5-11秒3で駆け抜け、マサウッドテール(未勝利)に2馬身半先着した。鞍上の小崎騎手は「楽に動けていました。1600メートルを走れるように陣営と相談しながら調整を続けていきます」と気を引き締めた。 黄菊賞を制したミュージアムマイル(高柳大、牡)は坂路で4ハロン52秒1-12秒4。レオテミス(2勝)に遅れたが、平助手は「時計も上々でしたし、しっかり動けるようになってきた。併せた馬も動く馬なので上出来です。素軽くなって息の入りも変わらずいいですね」と話した。 アドマイヤズーム(友道、牡)は、荻野極騎手(実戦は川田騎手)を背に6ハロン82秒9-11秒1とシャープに伸びて併せたサトノクローザー(1勝)に1馬身先着した。友道調教師は「1週前でしっかりやったが、最後の反応もよく落ち着きがあった。前走は内容よかったし、2戦目ぐらい走ってくれれば」と期待を寄せた。 兵庫ジュニアGP5着のコスモストーム(北出、牡)は坂路で一杯に追われ、4ハロン52秒1-12秒6。イラーレ(3勝)にクビ差先着した。「3ハロン目が速くしまいが甘くなった。1回使って上積みはありそう。芝の適性は分からないが、見どころがある走りをしてくれたら」と北出調教師。