建築士ママが「買わないほうがいい」と語る、子ども部屋“収納家具のNG条件”とは
こんにちは。一級建築士として住宅に関するお仕事をしながら、6歳娘と3歳息子を子育て中のともです。 わが家の長女はいよいよ4月から小学校に入学します。小学校入学前準備として文房具など色々なモノを買いそろえている真っ最中ですが、これらのものをどうやって収納すべきか絶賛悩み中です。前回の記事では「400人の先輩ママさんに聞いた学習机購入エピソードと失敗談」について紹介しましたので、ぜひ関連リンクからご覧ください。 狭小住宅に子どもの友達を呼べるのか? 約50平米、賃貸マンション5人暮らしの“狭いお家のリアル” 今回は入学前や新学期準備に役立つ、ランドセルや学習用品を『省スペースに収納するポイント』についてご紹介します。 昨今は、住まいの広さがひと昔前に比べて段々と小さくなり、その分LDKも少しずつ狭くなってきていますよね。しかしその一方で、LDKで学習するお子さんは増加傾向。学習空間や学習用品を置くスペースを確保することが厳しいというご家庭も多いのではないでしょうか!? そんなお悩みを解決すべく、省スペースにランドセルや学習用品の置き場を作るときのポイントをご紹介します。新入学前のいま準備をしておくことで、新生活が気持ちよくスタートできること間違いなしです!
一見便利そうな「カラーボックスの罠」
種類やデザインが豊富で便利なカラーボックス。「うちでも使ってる!」という方も多いのでは? カラーボックスは安価で容易に購入できるというメリットがありますよね。 でもサイズがバラバラの学習用品を収納するには、ちょっと不便なところがあるのはご存じですか? ポイントは『奥行き』なんです。 カラーボックスの奥行きは29cm程度、この奥行きでは収納できるものが限定されてしまいます。 例えばランドセル。一般的な幅26cm前後のものをカラーボックスに収納すると、肩紐がはみ出してしまうでしょう。棚からはみ出していると乱雑な印象にもなってしまいます。 皆さんもスペースを節約しようと、奥行きの小さい収納家具を部屋にたくさん置いてしまっていませんか? これでは入りきらない物ができてしまう上に、散らかった印象の部屋になってしまいます。もしカラーボックスは沢山あるのに、なぜか部屋が片付かない……というお悩みを抱えている場合は、奥行きのある収納へと見直してみることをおすすめします。