禁断の後出し!? J1順位予想16位。スーパー外国人にスーパーFW在籍も…。残留ギリギリになりそうなのは?
2024シーズンの明治安田J1リーグも残すところあとわずかとなった。毎年熾烈な戦いが展開される残留争いを制するチームはどこなのか。今回は“どこよりも遅い”順位予想を行う。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)※情報は8月26日時点
16位:柏レイソル 監督:井原正巳 順位:16位 成績:勝ち点33/得失点-7 柏レイソルはここまで、堅守速攻を押し出して戦い抜いてきた。しかし、ハイプレスを押し出し過ぎるがあまり、ひっくり返されて劣勢となり、勝ちきれない試合も多々あった。それでも中断期間でしっかりとプレスの線引きを明確にしたことによって、守備の安定感を取り戻したのは間違いない。 それが明確になったことによって、ショートカウンターの威力も増加した。しかし、このハイプレスはかなりのエネルギーを消費する。28節のサンフレッチェ広島戦のように、立ち上がりのプレッシングで猛威を振るうことはできるのだが、そこから徐々にジリ貧になっていく。最初からフルスロットルで戦っていく分、回避されてしまった時の戻る距離が長くなってしまっているのは否めない。他チームよりは多いだろうが、中断前よりもプレスに出る回数は減っているように感じる。ここのエネルギーの管理は残留争いから抜け出していく上でとても重要なポイントになるだろう。 柏にはマテウス・サヴィオというスーパープレーヤーがいる。サヴィオを中心に攻撃を組み立てるチームに、細谷真大というスーパーストライカーを添えて、高さの担保として木下康介、今夏加入した垣田裕暉がいる。速攻の威力と高さを押し出す攻撃を使い分け、エネルギーを管理しながらハイプレスができれば、順位を上げることはできるのではないだろうか。
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