60代女性、運動のしすぎでケガが絶えない…それでも病院に行きたくない理由とは。両親をみて考えた、私の理想の最期
内閣府が発表した「令和4年 高齢者の健康に関する調査結果」では、65歳以上の男女において現在の健康状態を「良い」と回答した割合が30.9%、「普通」が41.7%、「良くない」が24.6%だった。より良い将来のために健康に気を遣う人がいる一方で、気をつけようと思いつつどうしても優等生になりきれない…そんな人も多いのでは。竹内純子さん(仮名・岩手県・パート・63歳)は若い頃から運動が大好きで、それは60代になった今も変わらないそう。しかし、身体が追いつかないそうで―― 【漫画版はこちら】 * * * * * * * ◆太陽の光を浴び続けた若い頃のツケ 私は若い頃から運動することが大好きで、健康や美容にも人並み以上に気を使ってきました。でも、今までにいくつかやらかしていることがあります。 一つ目は、日焼けです。20代の頃、小学校の教師だった私は当たり前のようにすっぴんで、子どもたちと一緒に毎日太陽の光を浴びていました。 趣味のマラソンの練習でも長時間紫外線を浴びて爽快な汗を流し、もちろん夏には海水浴も。海ではさすがに日焼け止めを塗っていましたが、水ぶくれになるほど肌を焼いたこともあります。 ところが30歳近くになると、突然シミが目立つようになったのです。ちょうど紫外線の有害性が解明され始めた頃でした。もはや手遅れです。 30歳からは、日が強く当たっていた部位に小さなイボも出現。皮膚科を受診したところ、医師から「これは老人性イボだね。この年齢でできるのは予後が心配だから、定期的に受診したほうがいいですよ」と言われてしまいました。 当時は日光湿疹(光線過敏症)にも悩まされていたため、それ以降、私は日陰の花になろうと決めたのです。必ず日焼け止めを塗り、帽子や長袖で完全防備。 今でも気をつけているおかげか、イボも湿疹も悪化していません。早めに気づけたことには、胸をなでおろしています。
◆骨にひびが入ってもやめられない 二つ目のやらかしは、運動好きゆえに、調子に乗りすぎてケガをしてしまうことです。これは昔も今も変わりません。 20歳から始めたエアロビクスは、60歳を過ぎた現在も継続中。最近はジャズダンスやヨガにも手を出しています。サイクリングも好きで、移動はほとんど自転車です。毎回1時間は当たり前。とにかく漕ぎます。 しかし、それらのせいで今まで何度ケガをしたことか! いつもどこかしらケガをしていて、治った頃にまた違うケガ。 ちなみに今は、内転筋の肉離れの痛みを抱えて6ヵ月目です。今までに経験した一番大きなケガは「骨のひび」ですが、それくらいの痛みではエアロビクスも自転車もやめられません。 原因はよくわかっています。楽しくて自分の力以上の動きをするから、ケガをしてしまう。夢中になりすぎて、後で痛みに気づくこともたびたびです。 これは死ぬまで直らない性分かもしれません。
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