60代女性、運動のしすぎでケガが絶えない…それでも病院に行きたくない理由とは。両親をみて考えた、私の理想の最期
◆心の健康のために必要なこと 自分でも致命的だと思うのは、「病院に行かないこと」です。今まで何度もケガをしてきたと書きましたが、ほとんど病院を受診しないで治しています。 腰痛は何年も痛みが続いていたので、診てもらえば何らかの診断名はついたでしょう。左足の薬指を痛めたときも、完治に4ヵ月ほどかかりましたが受診していません。ひどい風邪も自力で治しますし、健康診断を受けたのはもう20年ほど前です。 なぜこんなに病院嫌いなのかというと、63歳で亡くなった母のがん闘病が影響しています。母は卵巣がんでしたが、誤診が続き、病名がわかったときにはステージIV。手術や治療のために入院し、一度も退院することなく苦しんで亡くなりました。 父は嚥下機能が低下して胃ろう手術を受けましたが、今は人の顔を目で追うのがやっとで会話ができません。 私は両親の受けた医療を目の当たりにし、管につながれた状態で死ぬのではなく、自然に命尽きたいと考えるようになったのです。
◆「ピンピンコロリ」が私の理想 自分で我慢できる程度のケガや病気しか経験していないから医療のお世話になっていないだけ、ということは承知しています。本当につらい症状があったら頼るつもりです。 もちろん、定期的に健康診断を受けること、医師による正しい診断を受けて早期治療することも大切だと思います。 ただ、「病は気から」ということわざがあるように、小さなケガくらいなら「いつか治るさ」と気にしすぎないことも、心の健康のために必要ではないでしょうか。 残りの時間も好きなことをし続けて、「ピンピンコロリ」が私の理想。まだまだケガや病とのお付き合いは続きそうですが、その後の行く末は神様が決めること。これからも気ままに私の人生を楽しみます。
◆自分の健康を保つために 竹内さん(仮名)は体と相談しながら、自分の理想に向けて生活を楽しんでいます。 しかしその一方で、大病にかからないよう、できる限り予防をすることが一番です。 厚生労働省が運営する「統合医療」情報発信サイト「eJIM(イージム)」では、民間療法をはじめとする相補(補完)・代替療法( 近代西洋医学と組み合わせられる各種療法)と、どのように向き合うべきか、そして信頼できる情報をわかりやすく紹介しています。 ●厚生労働省eJIM https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/index.html ヨガや瞑想、リラクゼーション法など、身近な施術・療法の効果や知っておくべきことなども掲載。 さらに同HPでは、情報の見極め方も紹介しています。 「情報を見極めるための10か条」 https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/hint/index.html 自分にあった、ストレスなく長く続けられる健康法が見つかるかもしれません。
竹内純子
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