反抗期がない子どもが増えている!? 我が子の反抗期でつらいのは「無視」「暴言」「モノに当たる」
「反抗期がない子ども」が増えているらしい!? それってどうなの?
近頃は反抗期のない子どもが増えていると言われています。それについてどう思うか意見を聞きました。 ◾️なくてもいいと思う まずは、反抗する必要がないのならなくても構わないのではないかという意見から。反抗せずともきちんと自己主張ができていたり、元からの性格が穏やかである場合はなくてもいいのではないかという意見がありました。 「ずっと素直に親の言うことを聞いているのは問題だが、激しい反抗期が必ず必要だとも思わない」(52歳女性/主婦) 「ちゃんと成長していれば、なくてもいいのではないかと思う」(48歳女性/その他) 「自分の子どもに反抗期がなかったので何とも思いません」(77歳男性/その他) 「自分も反抗期がなかったので何とも感じない。きちんと目標に向かって行動しているので、反抗期がなくとも良いと思う」(61歳男性/その他) 「反抗期」があってもなくても、その子の個性であるという考えや、我が子の激しい「反抗期」を経験した人からは、ないのならそのほうがいい!といった声がありました。ただし、親からの圧力が強すぎて支配的な環境ゆえに「反抗期」がない場合は、大人になってからの反動が怖いのでは?という指摘もありました。 ◾️ちょっと心配… 続いては、ある程度の「反抗期」はあったほうがいいのではという意見です。 「長い目でみたら、自分の意見を主張できた方が良いと思うので、反抗期はあったほうがよい」(35歳女性/主婦) 「反抗期がないのは良くないと聞いたことがあり、将来的に歪みが出てくるのではないかと心配になります」(45歳女性/主婦) 「反抗が強すぎても困りますが、反抗期がないというのも不安です。なかったらなかったで心配になる。適度に発散しないと、いつか爆発しそうだ」(55歳女性/その他) 「個人の考えや主張などがわからず将来が心配だ」(75歳男性/その他) 「内に秘めた気持ちが悪い方向に爆発しない事を願う」(67歳男性/その他) 「自分の意見を抑えたこじんまりした人間になりそう」(66歳男性/会社経営・役員) 「反抗期」がないのは、親としては育てやすい反面、いつか感情が爆発しそう……というコメントが多数ありました。「反抗期」は、子どもが自分自身で物事を考え、親など周囲とは異なる自分なりの考えや意見を持つ成長期でもあります。その試行錯誤の表れが「反抗期」ならば、あったほうがいいのではという意見もうなずけます。 ◾️今の時代ならではなのだと思う 時代の変化に伴って「反抗期」のない子どもが増えているのではないかという意見がこちら。 「時代だなーと思う。草食」(54歳男性/公務員) 「ある程度の物は持っているし、反抗することが少なくなったのかと思う」(45歳男性/営業・販売) 「自分の気持ちをうまく表現できたり、理解のある親が増えたからだと思う」(48歳女性/主婦) 「自己意識が無くなっています。みんななんとなく同じ考え方からはみ出さないですね」(72歳男性/総務・人事・事務) 「自己主張ができない子が増えてきていると思う」(74歳男性/その他) 少子化によって核家族化が進み、友達親子と呼ばれる仲の良い親子関係が増えている昨今、居心地のいい満たされた家庭が増えているのも背景にあるのかもしれません。 令和の「反抗期」は、昔とは少し異なってきているようです。しかし、「反抗期」のない子どもが増えているとは言っても、親子関係においてのぶつかり合いは少なからずあるはず。「反抗期」に限らず、子どもとの対話やコミュニケーションはいつでも大切にしたいですね。 絶賛「反抗期」対応中の人は、アンケートにも寄せられたように「今となっては反抗期も良い思い出」(57歳女性/総務・人事・事務)という日がきっとくるはず。息抜きしつつ乗り越えていきましょう。
ナカムラミカ