デニー知事、国からの前日連絡に疑問呈す「事業の状況確認が重要」 政府が辺野古・地盤改良工事「着手」へ 沖縄
沖縄県の玉城デニー知事は27日の定例記者会見で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、国から大浦湾側の軟弱地盤の改良作業に28日から着手すると連絡があったことを明らかにした。 【動画】辺野古新基地建設について厳しい表情で語る玉城デニー知事
着手前日の連絡について疑問を呈し、「われわれが求めている、協議による事業の状況確認が非常に重要だと思っている」として、県からの確認に速やかに答えるよう政府に求めた。 沖縄関係予算が2462億円と閣議決定されたことについて「詳細をしっかり確認したい」とした上で「われわれは3千億円台として、丁寧に積み上げて必要額を要望している。2024年度の補正予算を含めても3千億円台に届いていないことで、県や市町村の事務執行に影響が出ていることは事実。政府は、われわれが要望する必要な予算を引き続き追加で上乗せできるよう、予算決定まではしっかり取り組んでほしい。われわれもさらなる要請について関係部局を通じて行っていきたい」と話した。
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