トヨタが新たに「特別なクラウン」初公開! 未発売「エステート」も展示! 「クラウン70周年」で歴代にも注目!? 6店舗目の専門店「THE CROWN」もオープンへ
クラウンの斬新マットなセダンと未発売のエステートが気になる!
70年前の1955年1月7日にトヨタの初代「クラウン」が虎ノ門で発表されました。 【画像】超カッコいい! 「マットなクラウン」の画像を見る!(66枚) それから70年経った2025年1月7日に同じ虎ノ門の地でクラウン専門店「THE CROWN 東京虎ノ門」がオープンしました。 そんなオープンイベントには、THE CROWNだけの特別仕様車や、新生16代目の4モデルでまだ発売されていない「クラウンエステート」の姿も。 トヨタを代表するクラウンはどのような歴史を辿ったのでしょうか。
日本車のなかでも長い歴史をもつクラウン。 クラウンは「いつの時代でもお客様に、そして社会に寄り添い革新と挑戦を続ける」モデルとして歩んできました。 1955年1月に発売された初代クラウンは、純国産設計で開発がされました。 初代クラウンのデザインや機構は当時の環境や実情に適用するように開発され、乗り心地や耐久性など全てがバランスされた純国産車として、個人オーナーや社用車と公用車、そしてタクシーに多く採用されました。 2代目クラウンでは、今に続く王冠エンブレムを初採用。 その後も3代目クラウンでは「白いクラウン」というキャッチフレーズが知られていますが、ボディの色がだんだんと明るくなっていることに気づき、「今後マイカーとしてクルマを使用するお客様が増えること」を見越して白いボディカラーを設定したという逸話があります。 また7代目クラウンでは、有名な「いつかはクラウン」というキャッチコピーが採用されました。 また4ドアセダン、4ドアハードトップ、ステーションワゴン、バンの4つのバリエーションで構成された他、エンジンの種類も幅広くないラインナップするなど、現在の16代目クラウンのように幅広いユーザーに対応したモデルと言えます。 そして、2022年に登場した16代目クラウンは、「クラウンとは何かを見つめ直す」ことから開発がスタートしたと言います。 クラウンの歴史が積み重ねてきた「革新と挑戦」というスピリット、いまでいう「もっといい車づくり」を経て誕生したのが、駆動方式やボディタイプといった固定観念にとらわれず、ユーザーのことを真剣に考え、時代に沿った新しい4つのクラウンでした。 セダンとSUVが融合した「クロスオーバー」、スポーティなSUVの「スポーツ」、王道セダンかつショーファーカーの「セダン」、SUVとワゴンをあわせた「エステート」です。 すでにクロスオーバー、スポーツ、セダンは発売されており、それまでクラウンブランドを知らなかった、興味のなかったユーザーの興味関心を集めていると言います。 実際に最初に発売されたクロスオーバー以降の約2年半では、輸入車ユーザーやSUV・ミニバンユーザーがそれまでより約3.41倍増えるなど、新たなユーザーの心を掴んでいるようです。 そしてまもなくの発売を控えるのが4つめのエステートです。 既に様々なイベントでもプロトタイプが展示されており、その内外装などには多くのユーザーが見て、触れています。 今回のTHE CROWN 東京虎ノ門でも展示されていました。 そんなエステートの特徴について、クラウンシリーズの清水チーフエンジニアは「洗練と余裕の大人の雰囲気を併せ持ち、後席のフルフラットデッキと共に、機能的なSUVとしてアクティブライフを楽しめる、ワゴンとSUVの融合」と説明します。 ボディサイズはこれまでクラウンシリーズに設定されていたエステートよりも遥かに大きく、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベース2850mmとなっています。 パワートレインは、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車となり、どちらも4WDを設定する予定です。 今回の発表会でも明確な登場時期は明らかにならなかったものの、一部の噂では春頃登場すると言われており、登場を待ち焦がれているユーザーも少なくありません。 また今回の発表会では、特別仕様車「THE LIMITED-MATTE METAL」の第三弾モデルも先行公開されました。 これは、通常のラインナップにはない専用のマット塗装を施したボディカラー「マットメタル」を採用する点でTHE CROWNだけの取り扱いです。 この特別仕様車は、第一弾としてクロスオーバーを、第二弾としてスポーツを発売しています。 なお第一弾、第二弾について前出の清水チーフエンジニアは、「想定を超えるお申し込みをいただき、大変好評を博しています」と話しています。 また第三弾となるセダンの特徴については「今回のセダンではクロスオーバー、スポーツに続き、ボディカラーは象徴するフルマットの特別設定色。そしてホイールもマット。ブラックコースにもインテリアもカラーと質感にこだわり。コンソールやドアームレストにはブラックラスターを採用。新たに黒い木目調パネルに加え、ステアリングやシフトノブにはディンプル加工を施し、特別な1台の証であるレーザー、刻印などシックで上質な空間を作り上げております」と話しています。 この第三弾は、セダンのハイブリッド車と燃料電池車ともに設定され、2025年春頃の販売を予定しているようです。 ※ ※ ※