インカレMIP受賞も新潟医療福祉大MF松本天夢「優勝できず悔しい思いが強かった」来季は心躍る“新スタジアム”で躍動を
[12.28 インカレ決勝 東洋大1-0新潟医療福祉大 栃木県グリーンスタジアム] 【写真】なでしこDF北川ひかるが母と韓国旅行「とてつもなく美人」「モデル?」「アップ、めちゃカワ」 新潟医療福祉大のMF松本天夢(4年=高崎経済大附高/長崎)が第73回全日本大学サッカー選手権(インカレ)で、準々決勝進出8チームの中から最も印象に残った選手に贈られるMIPに選出された。ただチームは決勝で敗れて2022年のインカレ、今夏の総理大臣杯に続く3度目の全国準優勝。MIP受賞にも「優勝できず悔しい思いが強かった」と唇を噛んだ。 松本は10番を背負って新潟医療福祉大の攻撃を牽引。予選ラウンドでハットトリックを達成してチームを決勝ラウンドに導くと、準々決勝では終盤のPKを決めて勝利に貢献した。 迎えた決勝では3度目の正直を目指して東洋大と対戦。「大学最後の試合ということもあって絶対に勝ってやろうという強い気持ち」で臨むも、PKの1点に泣いて敗れた。カウンターを軸にゴールを狙ったが、「攻撃のクオリティーが全国だとまだ足りなかった」と無得点の結果を受け止めた。 今大会の活躍がMIPとして評価されたことには一定の喜びを示しつつも、準優勝の悔しさを強く感じるところ。松本は「上手い選手が多いので、自分たちが成し遂げられなかった優勝を成し遂げてほしい」と後輩に日本一の夢を託した。 来季からはV・ファーレン長崎でプロキャリアをスタートさせる。選手のレベルの高さや環境面に魅力を感じて決めた新天地。出場こそなかったものの、10月の鹿児島ユナイテッドFC戦(◯4-1)でベンチ入りを果たして新ホームスタジアムの雰囲気も体感した。「観客との距離とかめっちゃ近くて、めちゃめちゃ凄かったです」と振り返り、臨場感あふれる舞台で持ち前の攻撃センスを発揮するのを心待ちにしている様子だ。 「(新潟医療福祉大での4年間は)寮が初めてだし、自分は他のユースとかに比べると結構無名な高校に近い。その中でやっていけるかという不安が最初はあったりしました。それでもこうしてプロになれたので、来てよかったと思っています」。3度の全国準優勝の悔しさと新潟で培ったかけがえのない経験。4年間が詰まったMIPトロフィーを手に、松本はJリーグへと挑んでいく。