“新年初戦”に臨んだアーセナル、3発奪取で逆転勝利! ジェズスは直近4試合で6ゴールと好調キープ
プレミアリーグ第19節が1月1日に行われ、ブレントフォードとアーセナルが対戦した。 ここまで18試合を消化したリーグ戦で10勝6分2敗を記録し、勝ち点「36」の暫定3位につけているアーセナル。今季も優勝候補の一角と謳われていた同クラブは、開幕から順調に白星を積み上げ好調を維持している。首位リヴァプールとは9ポイント差となっているものの、現在は公式戦11試合無敗を達成中。新年最初の一戦では、4戦未勝利と苦しむ暫定12位ブレントフォードと激突する。なお、負傷中の日本代表DF冨安健洋はメンバー外となっている。 試合は立ち上がりの13分にブレントフォードがスコアを動かす。中盤でミッケル・ダムスゴーがインターセプトし、自らピッチ中央をドリブルで前進。右サイドに流れたブライアン・ムベウモにボールがわたると、ボックス内でカットインしながら左足を一振り。得意の形でニアを射抜き、ホームチームが最初のチャンスで先制に成功した。 以降はアーセナルが主導権を握るが、28分にも再度ブレントフォードが決定機を作る。ゴールキックからGKマルク・フレッケンが左サイドに大きくフィード。ヘディングで競り勝ったヨアヌ・ウィサが前に繋ぎ、ライン際から縦に抜け出したキーン・ルイス・ポッターがペナルティエリア内に侵入する。マーカーのタイミングを外してシュートを放つが、ボールはGKダビド・ラヤの正面へ。強烈な一撃はグローブを弾いて枠へと向かったものの、間一髪でGKラヤが掻き出した。 すると、ピンチを凌いだアーセナルがすぐさまカウンターへ移行。一度は相手ボックス内でボールを失うが、激しくプレスをかけたことで混戦が発生する。ガブリエウ・マルティネッリのシュートがDFにブロックされると、エリア手前で待ち受けるトーマス・パーテイがこぼれ球をダイレクトで一閃。GKが弾いたボールをガブリエウ・ジェズスがダイビングヘッドで詰め、アーセナルが同点弾を挙げた。 ブカヨ・サカの負傷により、イーサン・ヌワネリを右、マルティネッリを左に配置したアーセナル。前半はブレントフォードの2倍以上となる9本のシュートを放ち、終始ゲームを優勢に運びながらハーフタイムに突入した。 そんななか、後半開始直後の50分にアーセナル得意のセットプレーが輝く。右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたヌワネリが左足でインスイングのクロスを供給。巻いたボールはゴール方向に飛び、GKフレッケンがパンチングを試みる。満足に弾けずゴール前でスクランブルが生まれると、セカンドボールをジェズスがシュート。相手選手に当たったこぼれ球をミケル・メリーノが押し込み、アーセナルが逆転した。 53分にはアーセナルが波状攻撃を仕掛けるなか、トーマス・パーテイが右サイドに張るヌワネリへと展開。ボックス右角でカットインを狙い、左足で柔らかいクロスをファーに蹴り入れる。ディフェンダーに頭でクリアされたが、ボールはフリーで待ち受けるマルティネッリが回収。トラップから左足でネットを揺らし、貴重な追加点をマークした。 結局、そのまま試合は3-1で終了。アーセナルが敵地で逆転勝利を収めた。次節は4日に行われ、ブレントフォードはアウェイでサウサンプトンと対戦。アーセナルはアウェイでブライトンと対戦する。 【スコア】 ブレントフォード 1-3 アーセナル 【得点者】 1-0 13分 ブライアン・ムベウモ(ブレントフォード) 1-1 29分 ガブリエウ・ジェズス(アーセナル) 1-2 50分 ミケル・メリーノ(アーセナル) 1-3 53分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)
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