「早く1軍に」「土台づくりを」 日本ハムの新入団8選手が飛躍誓う
プロ野球・日本ハムは8日、北広島市の本拠「エスコンフィールド北海道」で、10月のドラフト会議で指名した新人選手8人の入団を発表した。新庄剛志監督も同席し、各選手は「早く1軍に」「まずは土台づくりを」などと抱負を述べた。 【写真】日本ハムの新入団選手8人は、新庄剛志監督の「ビッグボスポーズ」を決めた 新入団は支配下6人、育成2人で、ドラフト5位の山縣秀内野手(早大)を除き、全員が投手だ。1位の柴田獅子(れお)投手(福岡大大濠高)は身長187センチ、87キロの恵まれた体格で、最速149キロの本格派右腕。高校通算19本塁打と打撃面でも期待は大きく、将来は日本ハムからメジャー入りし、ドジャースで活躍する大谷翔平選手のような「二刀流」の可能性を秘める。 柴田投手は「投手なら先発、野手なら内外野どちらも挑戦したい。打順は4番を打ちたい」と力強い。新庄監督は「来年は体をつくり、再来年はレギュラーをとるくらいの選手。7年後にはメジャーリーグに行きますよ」と、潜在能力に太鼓判を押した。 2位の藤田琉生投手(神奈川・東海大相模高)は198センチ、96キロの大型左腕。長身から投げ下ろす角度のある140キロ台後半の直球が持ち味だ。新庄監督は小さい頃からテレビで見ていたそうで、「実際に大物(新庄監督)が目の前にいて緊張した」。球団OBのダルビッシュ投手、大谷投手の名前を挙げ、「2人のようにエスコンの壁に自分も名前を刻みたい。日本一の投手が目標です」と誓った。 育成2位の渋谷純希投手(帯広農業高)は唯一の地元出身。「地元の憧れのチームに入れてよかった。直球を磨いて三振をとれる投手になりたい」と抱負を述べた。 発表にはファン約1200人が詰めかけ、新人選手たちの門出を祝った。(鷹見正之) 背番号は以下の通り。【支配下】(1)柴田獅子投手(福岡大大濠高)=背番号31▽(2)藤田琉生投手(神奈川・東海大相模高)=32▽(3)浅利太門投手(明大)=35▽(4)清水大暉投手(群馬・前橋商高)=62▽(5)山縣秀内野手(早大)=54▽(6)山城航太郎投手(法大)=63 【育成】(1)川勝空人投手(徳島・生光学園高)=121▽(2)渋谷純希投手(帯広農高)=122 (丸数字はドラフト指名順)(鷹見正之)
朝日新聞社