あなたのマットレスは何年使用していますか?実は寿命は約7年!できる限り長持ちさせる方法と買い替えのタイミングとは?
最高のマットレスは、良質な睡眠を叶えてくれます。悲しいのは、たとえ完璧な一品を見つけたとしても、その寿命は永遠ではないということ。 【写真集】マットレスの寿命は約7年!長持ちさせる方法と正しい買い替えのタイミングとは? マットレスは人間の身体をサポートし、整えてくれるのと引き換えに、睡眠の度に少しずつ劣化しているのです。そして、私たちはある朝突然、体の違和感と共にその事実に気づくこととなります。本来リラックスすべきときに、居心地の悪さを感じたり、背中や腰の痛みに苦しむなんてもったいない。そこで、今回は、マットレスを買い替えるタイミングや、お気に入りのマットレスの寿命を伸ばす秘訣についてご紹介。ぜひ参考にしてみてください。
マットレスを買い替えるべきタイミングは?
核心に触れる前にお伝えしたいのは、マットレスを取り替える頻度について万能なルールはないということ。その寿命は、マットレスの設計や使い方によって異なります。 誤解を恐れずにいうと、快適さを感じなくなったら、行動を起こすべきときがやってきたと思ってください。それは、マットレスの表面にへこみを見つけたときかもしれませんし、少し体重をかけただけでへこんでしまうのに気づいたタイミングかもしれません。マットレスのなかに、かたまりの存在を感じることもあります。いずれにせよ、このような状態になってしまったら本来の機能や快適さは損なわれています。交換すべきときです。 ベッド・アドバイス・UKは、一般的な交換の目安について「7、8年」を推奨しています。これより長く使い続けると、劣化のリスクを負うことに。できれば、同じタイミングでベッドフレームも替えて(こちらの目安は、10年以内に1度)ください。そうすれば、マットレスにフィットし、その機能を生かしてくれるはずです。
長持ちさせるための秘訣
1.可能なら、裏返して向きを変える 必ずしもすべてのマットレスが裏返したり、向きを変えたりできるように設計されているわけではありません。重構造の場合は設置する方向が固定されてしまいますが、動かすことが可能なら(確信がもてないのであればメーカーに確認すること)重量配分を均等にするために定期的に向きや表裏を変えてみましょう。 重構造の(体に合わせて変形する)メモリーフォームは、裏返して使うことができませんが、向きを変えることはおすすめします。新品は毎週、形が定まってきたら数ヶ月に1度マットレスの向きを変えましょう。典型的なスプリング入りマットレスなら、向きを変え、裏返してください。最初の3カ月は1週間に1度、その後は3、4カ月に1度まで頻度を減らします。保証を有効にできるよう、メーカーの指示には従うことも大切です。 2. 寝る場所を変え、重量を分散させる こう聞くと「そんなことは、分かってる」という言葉が聞こえてきそうですが、人間は習慣を繰り返す生き物。就寝時も同じで、ベッドの同じ位置に同じ体勢で寝ることが多いようです。マットレスを独り占めすることができる状況にいるのなら、寝る場所を定期的に変え、重量を分散させましょう。マットレス自体の向きを変えるのと、同じ効果を期待できます。 パートナーとマットレスを共有している場合は、寝る位置を交換するだけで、それぞれのサイドにかかる重量や身体の形に変化を加えることができます。例えば、横向きに寝る人は腰や肩の圧力によりマットレスにくぼみをつくりがち。一方、仰向けに寝る場合は圧力が偏ることが少ない傾向にあります。 3. トッパーを活用し、より快適に マットレスに若干の違和感を感じているものの、新調するつもりはない? そんなときは、マットレス・トッパーが正解。これをミニ・マットレスだと考えてください。既存のマットレスのうえに載せるだけで、さらなる快適性を確保できます。フィリングは、メモリーフォームからダウンまで多くの種類が用意されているので、ご自身の睡眠スタイルに合わせて選んでみてください。 1つ気をつけていただきたいのは、マットレスのへこみが大きい場合は、トッパーで対処するのは難しいということ。ある程度は状況を改善してくれますが、トッパーを通じてそのへこみを感じてしまうことになるでしょう。へこんでしまったマットレスを元の状態にするのは至難の技。マットレスを裏返しにしたとしても、裏面に影響を及ぼしてしまいます。こうした場合は、マットレス交換の時期が来ていると考えた方がいいかもしれません。