「台所用スポンジってどれくらいで交換してる?」みんなの回答は…?交換頻度の正解を専門家に聞いてみた
毎日使う台所用スポンジを替える頻度について「たまひよ」アプリユーザにアンケート調査するとともに、替えるタイミングの正解についてナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんに聞いてみました。 【調査結果】パジャマはどのくらいの頻度で洗ってる?みんなの回答結果は?
いつ替えてる? 我が家の買い替えのタイミングは?
まず、みんなの台所用スポンジの買い替え時期と、その理由を紹介します。 ◾️洗いにくくなったら 「見た目がボロボロになったら、もしくは自分で洗いにくいと思ったら交換しています」(さとみ) ◾️へにゃへにゃになったら 「1ヶ月に1回くらいの頻度です。へにゃへにゃになってきたら替えています」(とりこ) ◾️臭ってきたら 「2ヶ月に1回、汚れが目立ってきたり臭くなったら替えています」(emi) ◾️穴が空いたら 「穴が空いてきたらそろそろかなと替えます。遅いかもです(笑)」(かれまり) ◾️使い捨てタイプ 「使い捨てタイプを使用しているので長くても3日で捨てています」(そよ) ◾️替え時がわからない 「以前は、100均のスポンジを、1ヶ月に1回ほど替えていたが、100均ではないスポンジに替えてから、へたらなくなったので、替え時が分からず3ヶ月以上使っている気がする」 ◾️毎日捨ててリセット 「ニトリの日替わりスポンジを使っています。1日使ったら夜寝る前に、キッチンリセットに使って捨てています」(やん) ◾️カレーの後 「カレーやビーフシチューなど、においがつくものを洗った後に交換します」(みつ) ◾️友だちが来るとき 「泡が立たなくなってきた時、友だちがうちに来る時に替えることが多いです!」(にこ) ◾️離乳食用は1週間 「子どもの離乳食用の食器を洗うスポンジは1週間で替えます」(K)
台所用スポンジは、湿った状態で置いておくのはNG! 2個使いがおすすめ
毎日使う台所用スポンジはどれくらいの頻度で交換するのか、また清潔に保管するためのポイントを本橋ひろえさんにアドバイスしてもらいました。 「みんさん、台所用スポンジを清潔に保つために薄めの使い切りタイプを使ったり、定期的に交換されたりしえいますね。 お皿やコップ、箸やスプーンな口に触れる食器の汚れを洗い落とすスポンジは、清潔に保ちたいものです。 しかし、1日中湿った状態になりがちなスポンジは雑菌の温床になりやすく、あるデータでは排水口よりも台所用スポンジのほうが雑菌数は多いという報告もあるほど、汚れが溜まりやすくなっています。 スポンジの厚さや置き場所など保管方法によって違いますが、台所用スポンジの買い換えは、2週間に1度くらいが目安です。使った時に湿っていない、しっかり乾かしたものを使っていても1ヶ月に1度くらいが買い換えの目安になります。 特に、洗剤と一緒に収納できるスポンジ置きに置いていることがあると思いますが、これは要注意です。スポンジが乾きにくく長時間湿った状態のままになるので、スポンジに残った洗剤や繊維に残った食べ物のカスをエサに雑菌が繁殖しやすくなるからです。 哺乳瓶や水筒などを洗う取手のついたスポンジも同様です。湿ったままでは菌が繁殖するので、しっかり乾かしてから使うようにしましょう。 食器やお箸やスプーンなど、すすぎが甘いと雑菌が残り食中毒の原因になることもあるので、使ったらスポンジをよくすすぎ、絞った時に洗剤が残っていないか確認してから、しっかり乾かすことが大事です。スポンジは、湿ったままの状態で使い続けるのはNGです。 とはいえ、スポンジは、季節によってなかなか乾かないこともあると思います。そんな時は、スポンジの2個使いがオススメです。1つを使ったら風通しの良いところに干して乾かし、乾いたものを使うようにすると、雑菌の繁殖を抑えることができます。 私のオススメの台所用スポンジは、網状の薄いタイプのものです。網目になっているので薄くてもしっかり泡立ちますし、干しておけばすぐ乾くので衛生的です。 体験談にあるようにニトリの薄めの使い切りタイプのスポンジを使うのもいいですね。これも1回だけで捨てなくても、しっかり乾かせば2、3日使えますし、最後は排水口やキッチンの水回りの掃除をして使いきれば、それほど罪悪感なく使えるのではないでしょうか」(本橋ひろえさん) 台所用スポンジは、頻繁に使うので1日中湿ったままの状態が多くなりがちです。2個使いと、網状の薄いタイプはいいかもしれませんね。次回の買い替え時期の参考にしてみてはいかがでしょう。 (取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部) ※文中のコメントは「たまひよ」WEB・アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※記事の内容は2024年8月の情報で、現在と異なる場合があります。
本橋ひろえさん
PROFILE) 北里大学衛生学部化学科卒業後、化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。2006年より、ナチュラクリーニング講師として、東京を中心に全国各地で講演するほか、テレビや雑誌などでも活躍している。ナチュラルクリーニングとは、環境&手肌に優しい、安心安全、手抜きができて楽チン&楽しい、きちんと洗えたキレイな服を着ること。著書に『やることの「見える化」で掃除をラクにする方法』『ナチュラルおせんたく大全』(主婦の友社)などがある。
たまひよ ONLINE編集部